キャロライナリーパ（2018年生、母スネガエクスプレス）

キャロライナリーパ（2018年2月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「唐辛子の品種」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープブリランテ（当時9歳）と交配したスネガエクスプレスが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、野嶋祥二によって2,268万円で落札された。

寺島良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

7月18日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

8月1日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。17頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたフォティノース決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

9月26日、中7週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて最後はメイショウハボタンと並んで7着同着となった。

11月22日、中7週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず最後はナンヨーローズと並んで6着同着となった。

3歳（2021年）

1月24日、中6週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したマリーナにアタマ差届かず2着に惜敗した。

3月28日、中8週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったノーリスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月16日、中6週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（3戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るデアリングウーマンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（4戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したララクリスティーヌにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月12日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（5戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚に勢いがなく14着に敗れた。

10月24日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラスの柏崎特別（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は岩田望来騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月20日、中3週で迎えた12戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

4歳（2022年）

3月13日、約4か月の休み明けで迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月12日、約3か月の休養明けで迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（6戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

9月25日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（7戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（8戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた18戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

5歳（2023年）

2月5日、約3か月の休養明けで迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったシュロスにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

3月25日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で横山和生騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って11着に敗れた。

6月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

10月8日、約3か月半の休養明けで迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（4戦0勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（5戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

11月19日、中3週で迎えた25戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

6歳（2024年）

3月10日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた27戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。