ホクセツテンシ（2006年生、母ホーマルト）

ホクセツテンシ（2006年5月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋天使」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時8歳）と交配したホーマルトが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ムラカミファーム。戦績は、中央平地11戦0勝2着1回、地方14戦0勝2着2回。

経歴

デビュー前

宮本博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月2日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。18頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、6着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 小雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

3歳（2009年）

1月10日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

1月31日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

2月8日、連闘で迎えた6戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったピュアマリーンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月9日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5月30日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

8月16日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

9月22日、中4週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた12戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のセキレイ賞（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

10月29日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定戦のゴイサギ特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

11月12日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1四五（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた15戦目は、落葉特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着を確保した。

12月9日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた17戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、千両特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったサミンガードナーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4歳（2010年）

5月5日、約4か月半の休養明けで迎えた18戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1四五（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

6月15日、中2週で迎えた20戦目は、一般C1五（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（6戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

6月25日、中0週で迎えた21戦目は、川幅日本一鴻巣賞（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ドリームアスパイアに交わされて1馬身半差の2着となった。

7月26日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた22戦目は、一般C1七八（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（8戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1四五（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で本橋孝太騎手（9戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で本橋孝太騎手（10戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で本橋孝太騎手（11戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。