サミンガードナー（2006年生、母フウジンレディー）

サミンガードナー（2006年4月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシルバーチャーム（当時12歳）と交配したフウジンレディーが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内山田牧場。戦績は、地方34戦10勝2着11回。主な勝ち鞍は2011年のトルマリンスター賞(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

岡林光浩厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2009年）

4月3日、デビュー戦は左海誠二騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は502kg。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、厳しいペースで馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、メジャーキングダムに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

5月7日、中4週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサウンドタイトルに約12馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

6月9日、中4週で迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、アッパーバイオにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

7月30日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクラマサダイヤに約16馬身の大差をつけて勝利を手に入れた。

8月23日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のアジュディモナークに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月23日、中3週で迎えた6戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月27日、中8週で迎えた7戦目は、一般C1六（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で左海誠二騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシモキタダッシュに約10馬身の大差をつけて勝利を手に入れた。

12月21日、中2週で迎えた8戦目は、千両特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で左海誠二騎手（7戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホクセツテンシに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（2010年）

2月19日、中8週で迎えた9戦目は、風来特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で左海誠二騎手（8戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のテイエムライダーに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月23日、中4週で迎えた10戦目は、桜月特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で左海誠二騎手（9戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアーサルビーに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4月13日、中2週で迎えた11戦目は、花まつり特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で左海誠二騎手（10戦7勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るコアレスナイナーを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

10月1日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、保土ヶ谷宿特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で左海誠二騎手（11戦8勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

11月4日、中4週で迎えた13戦目は、フェイスフルブーツ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で左海誠二騎手（12戦8勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた14戦目は、マルチサンド特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で左海誠二騎手（13戦8勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

5歳（2011年）

1月3日、中5週で迎えた15戦目は、紅梅特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で左海誠二騎手（14戦8勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ヒロキキュウに半馬身交わされて2着に敗北した。

1月26日、中2週で迎えた16戦目は、ガーネットスター賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で左海誠二騎手（15戦8勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた17戦目は、駿麗特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で左海誠二騎手（16戦8勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

5月4日、中9週で迎えた18戦目は、端午特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は18戦連続で左海誠二騎手（17戦8勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、セトウチサンダーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月23日、中6週で迎えた19戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、初蝉特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、サチノプレンティにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

9月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、ハンデ戦のコスモス特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は左海誠二騎手（18戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、シャドウフィクサーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

10月4日、中3週で迎えた21戦目は、トルマリンスター賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（19戦8勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈の闘魂で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のリバービバップを3/4馬身振り切って久々に勝利を挙げた。

11月15日、中5週で迎えた22戦目は、養老特別（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（20戦9勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月9日、中2週で迎えた23戦目は、一陽特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（21戦9勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、シャイニースマイルに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

6歳（2012年）

1月10日、中4週で迎えた24戦目は、白富士盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（22戦9勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで崩れずに走り抜いたが、マチカネヒヨドリに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

3月22日、中9週で迎えた25戦目は、マルチスピリット特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（23戦9勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

5月1日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、新緑特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で左海誠二騎手（24戦9勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた27戦目は、ペガサス特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で左海誠二騎手（25戦9勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月15日、中3週で迎えた28戦目は、大磯町特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で左海誠二騎手（26戦9勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったセンゲンコスモに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

7月26日、中5週で迎えた29戦目は、藤沢市特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で左海誠二騎手（27戦9勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたプラチナタイム決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

8月22日、中3週で迎えた30戦目は、夏祭り特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で左海誠二騎手（28戦9勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたゴールドスガ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月28日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた31戦目は、長月特別（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で左海誠二騎手（29戦9勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

10月25日、中3週で迎えた32戦目は、カノープス賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で左海誠二騎手（30戦9勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月7日、中5週で迎えた33戦目は、一陽特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で左海誠二騎手（31戦9勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、伸びてきたシルクダイドウ決め手に屈して半馬身差の1着10勝目を達成した。

7歳（2013年）

1月11日、中4週で迎えた34戦目は、鯛ノ浦特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で左海誠二騎手（32戦10勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい10着に敗れた。