アースビヨンド（2015年生、母ジョリブロンド）

アースビヨンド（2015年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「大地を越えて」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時7歳）と交配したジョリブロンドが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はチャンピオンズファーム。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

当歳のとき、チャンピオンズファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、前原敏行によって1,620万円で落札された。

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

10月21日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 雨/重）に出走。馬体重は506kg。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエフティアテナをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

11月26日、中1週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のベゴニア賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

3歳（2018年）

3月25日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

4月1日、連闘で迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下の山藤賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい7着に終わった。

9月8日、約5か月の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦1勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

10月8日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた9戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

12月2日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

4歳（2019年）

2月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に敗れた。

6月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

5歳（2020年）

4月26日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた13戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

5月31日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山和生騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

11月23日、約6か月の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山和生騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では稲妻のようなを披露し、3着に入った。

12月13日、中2週で迎えた17戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したロードアブソルートを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6歳（2021年）

2月6日、中7週で迎えた18戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線に入ると、前で粘るカラーズオブラヴを豪脚でクビ差だけ差し切って久々に勝利を挙げた。

2月20日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず12着に終わった。

4月10日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。