プリンセスチケット（2003年生、母ダイイチアレキ）

プリンセスチケット（2003年4月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「王女＋父名の一部。女王になる切符を取る」。毛色は青鹿毛。種牡馬のウイニングチケット（当時13歳）と交配したダイイチアレキが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ダイイチ牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方27戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上C6一。

経歴

デビュー前

1歳のとき、イワミ牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

大江原哲厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

3月18日、デビュー戦は高野和馬騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は420kg。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

4月29日、中3週で迎えた3戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた4戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた5戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。

7月23日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は塚田祥雄騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。11着に終わった。

9月2日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は高野和馬騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

10月5日、中4週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた8戦目は、宮原義典騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D5四（園田ダート1400m 雨/重）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

10月18日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた9戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D6二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上D7二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ドンコルレオーネに交わされて1馬身半差の2着となった。

11月15日、中1週で迎えた11戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D6二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したメモリープロットを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月29日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上D6一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は川原正一騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

12月13日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上D6二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上D6三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のモエレキセキレディをアタマ差振り切って待望の初白星を挙げた。

4歳（2007年）

1月11日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上D3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上D3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（6戦1勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上D3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したラガースマイルを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

2月14日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上D2一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（8戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したケンブリッジウィンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月27日、中1週で迎えた19戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上D2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（9戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上D3二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（10戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上D3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（11戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上D2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（12戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスペシャルワールドを上がり2位の末脚で半馬身差し切って2勝目をゲットした。

5月4日、中0週で迎えた24戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C6二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず3着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C6二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（13戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C7三（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（14戦2勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C7三（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（15戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったステイトゲストに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月2日、中6週で迎えた28戦目は、4歳以上C6一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（16戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C6一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（17戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

9月27日、中5週で迎えた30戦目は、3歳以上C8一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（18戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったコーラルタッチに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月11日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上C6一（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（19戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上C7一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で川原正一騎手（20戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上C6三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で川原正一騎手（21戦2勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

11月22日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上C6一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で川原正一騎手（22戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のマザーロックに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。