アテスト（2003年生、母アプローズフラワー）

アテスト（2003年6月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「証明する、立証する」。毛色は栗毛。種牡馬のフォーティナイナー（当時18歳）と交配したアプローズフラワーが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は村田勇三。戦績は、中央平地14戦0勝、地方17戦4勝2着3回。2005年の全日本2歳優駿(G1)で2着に入った他、2005年の若駒賞(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

桜田浩三厩舎（盛岡）へ入厩。

2歳（2005年）

8月14日、デビュー戦は小林俊彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフューチャー（盛岡芝1000m 曇/重）に出走。馬体重は516kg。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり5着に敗れた。

8月29日、中1週で馬体重を前走から21kg減らして迎えた2戦目は、2歳（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のワイルドシャトーに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月23日、中3週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた3戦目は、2歳戦のホープフル（盛岡ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゴールデンパンジーに1馬身の差をつけて制した。

10月2日、連闘で迎えた4戦目は、2歳戦の若松賞（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はワタリレディーと並んで1着同着となった。

10月16日、中1週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞の若駒賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林俊彦騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダンディキングを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月13日、中3週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞の南部駒賞（水沢ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で小林俊彦騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したモエレスターダムを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

12月21日、中4週で迎えた7戦目は、2歳G1の全日本2歳優駿（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で小林俊彦騎手（6戦4勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では目を引く伸びを見せたが、勝ったグレイスティアラにねじ伏せられて3/4馬身差の2着となった。

3歳（2006年）

2月19日、中8週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

4月2日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの伏竜ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

6月3日、中8週で迎えた10戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

7月1日、中3週で迎えた11戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの灘ステークス（京都ダート1800m 小雨/稍重）に49kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた12戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、関越ステークス（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

8月19日、中3週で迎えた13戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の柳都ステークス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

10月14日、中7週で迎えた14戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の神無月ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

11月4日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のブラジルカップ（東京ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚に勢いがなく15着に敗れた。

12月16日、中5週で迎えた16戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のアクアルミナスステークス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

4歳（2007年）

4月14日、約4か月の休養明けで迎えた17戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の陽春ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

7月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の皆生特別（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

8月11日、中5週で迎えた19戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の羊蹄山特別（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の札幌日経賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

9月9日、連闘で迎えた21戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の北斗賞（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって7着に終わった。

10月30日、中6週で迎えた22戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、夕刊フジ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

5歳（2008年）

6月24日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、日刊スポーツ賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた24戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、花氷賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた25戦目は、スポーツ報知賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月2日、中4週で迎えた26戦目は、東京中日スポーツ賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったキョウエイフェローに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月6日、中4週で迎えた27戦目は、フォーマルハウト賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

11月6日、中3週で迎えた28戦目は、ノベンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

6歳（2009年）

6月1日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、都南歴史民俗資料館レース（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

11月15日、約5か月半の休み明けで迎えた30戦目は、モツ家権カップ（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた31戦目は、一般B2三（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。