ゴールデントリック（1991年生、母ゴールドトリム）

ゴールデントリック（1991年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のClever Trick（当時15歳）と交配したゴールドトリムが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は守矢牧場。戦績は、中央平地3戦2勝2着1回、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は1994年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

二ノ宮敬宇厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

8月21日、デビュー戦は的場均騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では弾けるように疾駆したが、逃げるマイネルバロンを差し切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月3日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウアムールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

10月9日、中4週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメイスンボサツをクビ差振り切って断トツ人気に応えた。

5歳（1996年）

5月15日、約19か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、松本隆宏騎手を鞍上に迎えて、宝水特別（岩見沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のクラタマオーに半馬身の差をつけて久々の一戦をモノにした。

6歳（1997年）

4月30日、約11か月半の休養明けで迎えた5戦目は、宮の森特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本隆宏騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。