スプレンディード（2013年生、母シアトルハッピー）

スプレンディード（2013年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「華麗な、見事な（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤオーラ（当時9歳）と交配したシアトルハッピーが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は谷川博勝。主な勝ち鞍は2017年の大白川高原賞(一般C14)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、谷川博勝から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、グランデファームによって270万円で落札された。

高橋康之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

7月26日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 小雨/稍重）に出走。馬体重は466kg。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

8月29日、中4週で迎えた2戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

3歳（2016年）

6月18日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚が止まってしまい16着に終わった。

6月26日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

7月2日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で城戸義政騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた6戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

7月23日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は城戸義政騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

9月29日、中9週で迎えた8戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた9戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた10戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

11月7日、中0週で迎えた11戦目は、一般C31（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦0勝）。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヤマニンブルネットに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

11月21日、中1週で迎えた12戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、直美旅立ち和歌山へ!馬の餞杯（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。6頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったウインクロノスに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月9日、中2週で迎えた13戦目は、一般C24（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野翔騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた14戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、一般C29（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のセグレートをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

4歳（2017年）

1月12日、中1週で迎えた15戦目は、ガーネット特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は水野翔騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた16戦目は、一般C27（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のベルラヴォーロを半馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

2月7日、中1週で迎えた17戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、如月特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた18戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、一般C21（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、デルマタクミノカミに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月9日、中1週で迎えた19戦目は、OKB大垣共立銀行創立記念杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高木健騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた20戦目は、マーガレット賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高木健騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた21戦目は、一般C20（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高木健騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

4月24日、中2週で迎えた22戦目は、一般C19（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高木健騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた23戦目は、一般C16 19（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で高木健騎手（5戦1勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた24戦目は、一般C17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高木健騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた25戦目は、池田敏樹騎手を鞍上に迎えて、一般C14 17（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

6月29日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた26戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、一般C14 17（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた27戦目は、マックル賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本剛志騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったゴールドビーズに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

8月3日、中2週で迎えた28戦目は、ひまわり賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本剛志騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた29戦目は、島崎和也騎手を鞍上に迎えて、大白川高原賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のインヘリットラインに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。