イナズマセレーネ（2000年生、母イセスズカ）

イナズマセレーネ（2000年4月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋月の女神（ギ神話）」。毛色は鹿毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時8歳）と交配したイセスズカが19歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）小泉牧場。戦績は、中央平地16戦1勝、地方4戦2勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

2月1日、デビュー戦は金折知則騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、3着を確保した。

3月8日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

7月13日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で金折知則騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた5戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のカンナ賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るタマモパラダイスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月12日、中9週で迎えた6戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい18着に終わった。

11月3日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は金折知則騎手（4戦0勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

12月6日、中4週で迎えた8戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

12月14日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は生野賢一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

4歳（2004年）

2月3日、中6週で迎えた10戦目は、ガーネット特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は金折知則騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

2月12日、連闘で迎えた11戦目は、名古屋チャレンジカップヘリオス賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月16日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は生野賢一騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

8月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた13戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

9月8日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた14戦目は、名古屋チャレンジカップヴァルカン賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルコルバータをクビ差制して2勝目を手に入れた。

9月25日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦2勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦2勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のスナップショットをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

12月5日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2004ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は金折知則騎手（7戦0勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

5歳（2005年）

2月26日、中9週で迎えた19戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた20戦目は、小牧毅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。