マルターズクラシカ（2004年生、母Primequest）

マルターズクラシカ（2004年2月10日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋伝統のある試合（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のBelong to Me（当時15歳）と交配したPrimequestが5歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地30戦1勝。主な勝ち鞍は2006年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

10歳のとき、藤田在子から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

9月10日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るサープラスシンガーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月14日、中4週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた4戦目は、2歳500万下（東京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

12月17日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は吉田隼人騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は勢いを失って14着に終わった。

3歳（2007年）

2月4日、中6週で迎えた6戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

6月2日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦1勝）。18頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

7月14日、中5週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月1日、中6週で迎えた9戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けん性を発揮してゴールまで勇戦し、3着を確保した。

9月17日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

12月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

4歳（2008年）

1月26日、中6週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた13戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

3月16日、中4週で迎えた14戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

4月13日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の喜多方特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の伏拝特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた17戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

6月7日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

7月6日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の青葉城特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

8月10日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた20戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

9月7日、中3週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた21戦目は、3歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

5歳（2009年）

3月21日、約6か月半の休み明けで迎えた22戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

7月11日、約3か月の休み明けで迎えた24戦目は、3歳以上500万下の郡山特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

8月15日、中4週で迎えた25戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

8月29日、中1週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

10月25日、中7週で迎えた27戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

12月13日、中6週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は木幡初広騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

6歳（2010年）

2月14日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。

3月27日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた30戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の刈谷特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り16着に終わった。