カクテルアワー（1992年生、母タカラテンショウ）

カクテルアワー（1992年3月7日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシリウスシンボリ（当時10歳）と交配したタカラテンショウが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は対馬正。戦績は、中央平地7戦0勝、中央障害12戦2勝。主な勝ち鞍は1997年の障害4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

福永甲厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1995年）

1月5日、デビュー戦は村本善之騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では稟性の負けじ魂を発揮してゴールまでタレずに走り切ったが、5着に終わった。

2月4日、中3週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。

3月4日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入った。

3月18日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

3月26日、連闘で迎えた5戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1800m 曇/重）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

10月28日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。5頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月12日、中1週で迎えた7戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた8戦目は、安藤賢一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

4歳（1996年）

7月13日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月21日、連闘で迎えた10戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた11戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月18日、連闘で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中竹和也騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のトップロードに8馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月31日、中1週で迎えた13戦目は、障害4歳以上400万下（小倉障害芝2950m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中竹和也騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5歳（1997年）

8月2日、約11か月の休養明けで迎えた14戦目は、酒井浩騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた15戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は北村卓士騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月31日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、障害4歳以上400万下（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村卓士騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月13日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（秋）（阪神障害芝3150m 曇/良）に56kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は酒井浩騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた18戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は北村卓士騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のシルバーコインに約16馬身の大差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月11日、中1週で迎えた19戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北村卓士騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。