ヒシユニバーサル（2004年生、母アニマⅡ）

ヒシユニバーサル（2004年6月2日）は、イギリスで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋全宇宙の」。毛色は青鹿毛。種牡馬のロックオブジブラルタル（当時5歳）と交配したアニマⅡが16歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地10戦0勝、地方5戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の一般C23。

経歴

デビュー前

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

4月1日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

4月28日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

5月19日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく10着に敗れた。

7月7日、中6週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で北村宏司騎手（4戦0勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

9月22日、中6週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

11月15日、中7週で迎えた7戦目は、清家義徳騎手を鞍上に迎えて、一般C26（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったマーキュリーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

12月4日、中2週で迎えた8戦目は、DOUBLEよし乃誕生日記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で清家義徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったスマートシガーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

4歳（2008年）

2月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、タコ&オダウェディング記念（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で清家義徳騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスカイワードに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月3日、中1週で迎えた10戦目は、一般C29（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で清家義徳騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のゴールドバビロンに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月18日、中1週で迎えた11戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で清家義徳騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマルブツタキオンに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

4月20日、中4週で迎えた12戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の米沢特別（福島芝2000m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた13戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

6月22日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の湯川特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。