ハントヴェルカー（2010年生、母Lil Sister Stich）

ハントヴェルカー（2010年4月24日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「職人（独）」。毛色は鹿毛。種牡馬のCandy Ride（当時11歳）と交配したLil Sister Stichが14歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地9戦0勝2着4回、地方17戦2勝2着4回。2014年のニュートラック福島オープン記念(一般B3二)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中剛厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

12月9日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は512kg。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

3歳（2013年）

1月12日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

3月2日、中6週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

5月5日、中8週で迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天授の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

5月26日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、勝ったフロリダブルーにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

6月16日、中2週で迎えた6戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 小雨/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したリリコレッジェーロにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月29日、中1週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったナムラコンジョウに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月28日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったレディーピンクに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月10日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

4歳（2014年）

2月3日、約6か月の休養明けで迎えた10戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、春雷特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

2月27日、中2週で迎えた11戦目は、高野毅騎手を鞍上に迎えて、キャピタルステッキ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた12戦目は、若葉特別（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のサンドフレイバーに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月20日、中4週で迎えた13戦目は、ニュートラック福島オープン記念（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったシンボリルルドに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月11日、中2週で迎えた14戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、エキサイティングナイト賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。

6月1日、中2週で迎えた15戦目は、ゲンマ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

6月22日、中2週で迎えた16戦目は、さざなみ賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、勝ったブラックエンペラーにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

7月27日、中4週で迎えた17戦目は、ウォー・ホース来日公演記念（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

9月14日、中6週で迎えた18戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、印西市コスモス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた19戦目は、ドラマティックナイト賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

5歳（2015年）

7月6日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた20戦目は、花氷特別（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

7月31日、中3週で迎えた21戦目は、盛夏特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したエイシンコクーンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

8月27日、中3週で迎えた22戦目は、葉月特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（5戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、フジノドラマに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

11月1日、中8週で迎えた23戦目は、G-FRONTオープン記念（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（6戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月23日、中2週で迎えた24戦目は、野馬追賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（7戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のポップレーベルを3/4馬身振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

6歳（2016年）

1月14日、中6週で迎えた25戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、ジャニュアリー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

7月13日、約6か月の休養明けで迎えた26戦目は、アルタイル賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（8戦1勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。