フジノドラマ（2012年生、母ボラーレカンターレ）

フジノドラマ（2012年5月3日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフォーティナイナーズサン（当時11歳）と交配したボラーレカンターレが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）加野牧場。戦績は、地方33戦10勝2着4回。2018年の隅田川オープンで2着に入った他、2015年のロジータ記念(牝S1)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

佐久間雅貴厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2014年）

8月27日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は464kg。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、アシドベリーに交わされて5馬身差の2着となった。

9月16日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキュアロマンスを次元の違う末脚で半馬身差し切って未勝利勝ちを決めた。

10月1日、中1週で迎えた3戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた4戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

11月26日、中5週で迎えた5戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタイセイカリブを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

12月31日、中4週で迎えた6戦目は、2歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では圧巻の末脚を披露したが、4着に終わった。

3歳（2015年）

2月6日、中4週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のユメノヒトに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月26日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の白百合特別（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

7月28日、中4週で迎えた9戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るバルドルを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて4勝目を獲得した。

8月27日、中3週で迎えた10戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、葉月特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハントヴェルカーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて優勝

10月2日、中4週で迎えた11戦目は、メトロポリタンフィナーレ賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエイコースナイパーに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月18日、中6週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（2戦2勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露し、3着に入った。

12月28日、中5週で迎えた13戦目は、L-WING賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（3戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のジーニアスプリンスに1馬身の差をつけて7勝目を収める

4歳（2016年）

4月21日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、プレセペ賞（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（4戦3勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

5月17日、中3週で迎えた15戦目は、プレアデス賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（5戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のグッドグラッドをハナ差振り切って8勝目を手に入れた。

7月15日、中7週で迎えた16戦目は、スタールビー賞（大井ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で笹川翼騎手（6戦4勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月2日、中6週で迎えた17戦目は、オフト伊勢崎賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で笹川翼騎手（7戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のニシノゲンキマルを半馬身振り切って9勝目をマークした。

10月11日、中5週で迎えた18戦目は、夢と誇りあるふるさと葛飾賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で笹川翼騎手（8戦5勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のバースフォンテンをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

11月17日、中4週で迎えた19戦目は、スポーツニッポン賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で笹川翼騎手（9戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月30日、中5週で迎えた20戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で笹川翼騎手（10戦6勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

5歳（2017年）

5月8日、約4か月半の休養明けで迎えた21戦目は、ケンタウルス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で笹川翼騎手（11戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

6月8日、中3週で迎えた22戦目は、ムーンストーン賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で笹川翼騎手（12戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

9月14日、約3か月半の休み明けで迎えた23戦目は、牝馬限定戦のシンデレラチャレンジ4（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

11月2日、中6週で迎えた24戦目は、しぶやダイバーシティ賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（4戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず12着に敗れた。

11月30日、中3週で迎えた25戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のシンデレラチャレンジ・ファイナル（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入った。

12月30日、中3週で迎えた26戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6歳（2018年）

2月20日、中6週で迎えた27戦目は、バレンタイン賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったペイシャゴンジセにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

3月27日、中4週で迎えた28戦目は、隅田川オープン（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（13戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したムサシキングオーにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月25日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（14戦6勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

5月22日、中3週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた30戦目は、さつき賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（15戦6勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

7月12日、中6週で迎えた31戦目は、牝馬限定戦のシンデレラチャレンジ（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（16戦6勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

8月16日、中4週で迎えた32戦目は、牝馬限定戦のシンデレラチャレンジ2（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

9月26日、中5週で迎えた33戦目は、牝馬限定戦のシンデレラチャレンジ3（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったブルージェットに詰め切れず、4馬身差の2着となった。