ジーニアスプリンス（2011年生、母ネイビーズドーター）

ジーニアスプリンス（2011年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のフサイチレオン（当時7歳）と交配したネイビーズドーターが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はマル善橋本牧場。戦績は、地方32戦9勝2着6回。2015年のG-FRONTオープン記念(一般B3三)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

村上頼章厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2013年）

7月12日、デビュー戦は和田譲治騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は493kg。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に終わった。

8月13日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、ブライアンズソングに3/4馬身交わされて2着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた3戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のはやぶさ特別（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

11月28日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた4戦目は、2歳（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

12月30日、中4週で迎えた5戦目は、2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

3歳（2014年）

1月24日、中3週で迎えた6戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のカネマサパートナーをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

2月28日、中4週で迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた9戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアサクラを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて2勝目を獲得した。

4月23日、中2週で迎えた10戦目は、3歳S1の羽田盃（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦1勝）。14頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦の菖蒲特別（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた12戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

11月11日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、青銅馬像賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（3戦1勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた14戦目は、向島賞（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（4戦1勝）。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

12月29日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた15戦目は、一般C1八九十（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（5戦1勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエルモリヤをハナ差振り切って3勝目をマークした。

4歳（2015年）

1月21日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（6戦2勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

5月4日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた17戦目は、カーネーション賞（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた18戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、行田「古代蓮」賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ベジャールコードに半馬身交わされて2着となった。

6月16日、中2週で迎えた19戦目は、新月賞（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のニューエトワールに5馬身の差をつけて4勝目を収める

7月17日、中3週で迎えた20戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、ヒマワリ賞（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は中野省吾騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて抜け出し、最後は2着のクラヴィクトリーに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月11日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、初秋特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（3戦2勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のダージーパラダイスを3/4馬身振り切って断トツの支持に応えた。

10月6日、中3週で迎えた23戦目は、フェイスフルホイップ特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中野省吾騎手（4戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた24戦目は、G-FRONTオープン記念（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中野省吾騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のナシートアミーラをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

12月28日、中7週で迎えた25戦目は、L-WING賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中野省吾騎手（6戦4勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったフジノドラマにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

5歳（2016年）

1月18日、中2週で迎えた26戦目は、七草特別（船橋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で中野省吾騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、セイントチャンスに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

2月16日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の野島崎特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で中野省吾騎手（8戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るワットロンクンを途轍もない末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月7日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の三咲特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で中野省吾騎手（9戦5勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたノブワイルド決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月13日、中4週で迎えた29戦目は、ファンシーハルター特別（船橋ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で中野省吾騎手（10戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったキタサンオーゴンにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

5月4日、中2週で迎えた30戦目は、端午特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で中野省吾騎手（11戦5勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のパッパーレに3馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

9月30日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた31戦目は、長月特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で中野省吾騎手（12戦6勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

11月7日、中4週で迎えた32戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一茶特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。