サーレンブラント（2014年生、母ブライトアバンダンス）

サーレンブラント（2014年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「敬称＋人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時12歳）と交配したブライトアバンダンスが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）オリオンファーム。主な勝ち鞍は2018年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、オリオンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、窪田芳郎によって4,104万円で落札された。

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

12月17日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に敗れた。

3歳（2017年）

2月11日、中7週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた12頭をごぼう抜きし、最後は2着のトータルソッカーに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月12日、中3週で迎えた3戦目は、3歳500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

4月29日、中3週で迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

5月27日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のストロングレヴィルを半馬身振り切って優勝

8月5日、中9週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では稲妻の如き末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月18日、中5週で迎えた8戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（5戦2勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

10月7日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の本栖湖特別（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月4日、中3週で迎えた10戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の南武特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2018年）

2月3日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の箱根特別（東京芝2400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。最後は脚勢が悪くなり16着に敗れた。

5月6日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（7戦2勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のサンシロウを3/4馬身振り切って3勝目を手に入れた。

5月27日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のむらさき賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（8戦3勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

10月28日、約5か月の休み明けで迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の精進湖特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（9戦3勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

11月25日、中3週で迎えた15戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のオリエンタル賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

5歳（2019年）

2月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

3月17日、中3週で迎えた17戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の小牧特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

5月5日、中6週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（10戦3勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

5月26日、中2週で迎えた19戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の青嵐賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

8月3日、中9週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したアドマイヤアゼリにクビ差届かず2着となった。

10月5日、中8週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの本栖湖特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

2019年10月9日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。