プリンセスアスク（2011年生、母ディーズビバーチェ）

プリンセスアスク（2011年4月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「王女＋冠名」。毛色は青鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時11歳）と交配したディーズビバーチェが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川上牧場。戦績は、中央平地32戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2017年の石打特別(500万下牝)。

経歴

デビュー前

河内洋厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

12月21日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。馬体重は454kg。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

3歳（2014年）

1月13日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、シードオブハピネスにクビ差交わされて2着となった。

2月2日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、ネオヴァリアントに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月15日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

5月25日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のインターンシップをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

7月12日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で和田翼騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

8月10日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の足立山特別（小倉芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で和田翼騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、リードを2馬身以上確保して、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

8月31日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で和田翼騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

9月13日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田翼騎手（5戦1勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で和田翼騎手（6戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

4歳（2015年）

2月14日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、アサクサティアラに3/4馬身交わされて2着となった。

3月8日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は和田翼騎手（7戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は和田翼騎手（8戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（9戦1勝）。17頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

7月11日、中9週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田翼騎手（10戦1勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田翼騎手（11戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

8月22日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の青島特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田翼騎手（12戦1勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって13着に敗れた。

5歳（2016年）

3月26日、約7か月の休み明けで迎えた20戦目は、4歳以上500万下の刈谷特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田翼騎手（13戦1勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に敗れた。

6月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で和田翼騎手（14戦1勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

8月21日、中8週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は8戦連続で和田翼騎手（15戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

12月23日、約4か月の休養明けで迎えた23戦目は、M.バルザローナ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/重）に出走。17頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、3着を確保した。

6歳（2017年）

1月14日、中2週で迎えた24戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1400m 小雪/稍重）に出走。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

5月13日、約4か月の休み明けで迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の石打特別（新潟芝1800m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は和田翼騎手（16戦1勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く粘り込んで、最後は2着のエイシンジルコンをクビ差振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

6月3日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の三木特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（17戦2勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで踏ん張ったが、テオドールにクビ差交わされて2着となった。

11月19日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田翼騎手（18戦2勝）。14頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

12月16日、中3週で迎えた28戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた29戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のフォーチュンカップ（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい7着に終わった。

7歳（2018年）

1月13日、中1週で迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の北大路特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい6着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上1000万下の木津川特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。

8月11日、約6か月半の休み明けで迎えた32戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

8歳（2019年）

3月3日、約7か月の休養明けで迎えた33戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 小雨/重）に出走。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた34戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の須磨特別（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。