トップデリシャス（1994年生、母スターデビユー）

トップデリシャス（1994年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のパークリージエント（当時13歳）と交配したスターデビユーが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は稲原肇。戦績は、中央平地28戦2勝2着5回、地方3戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1998年の5歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

後藤由之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

7月21日、デビュー戦は橋本広喜騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は488kg。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったインターパンチにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

12月22日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のサンアマツカゼに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1997年）

1月15日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下の黒竹賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本広喜騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定4歳500万下のうぐいす賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で橋本広喜騎手（4戦1勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

3月29日、中7週で迎えた6戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

4月27日、中3週で迎えた7戦目は、4歳500万下の若鮎賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（5戦1勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く12着に敗れた。

5月17日、中2週で迎えた8戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着に入った。

6月7日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定4歳500万下の桐花賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。17頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた10戦目は、津留千彰騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

7月13日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4歳（1998年）

1月24日、約6か月の休養明けで迎えた13戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

2月11日、中2週で迎えた14戦目は、’98フレンドリーブーツ特別（1）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青木芳之騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

2月25日、中1週で迎えた15戦目は、マルチフレンド特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月15日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は青木芳之騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

4月5日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青木芳之騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるアップザナイブに半馬身届かず2着となった。

5月3日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で青木芳之騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、アフタービートにハナ差交わされて2着に惜敗した。

6月20日、中6週で迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（4戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のケーエムウインザーに1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月29日、約5か月半の休み明けで迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は青木芳之騎手（5戦0勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青木芳之騎手（6戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5歳（1999年）

1月31日、中5週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で青木芳之騎手（7戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた23戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

3月6日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は青木芳之騎手（8戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

3月27日、中2週で迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったジャックランランにねじ伏せられてハナ差の2着に惜敗した。

4月10日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は青木芳之騎手（9戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

5月30日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた28戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（7戦1勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったヴァイタルトラックにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

6月13日、中1週で迎えた29戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月3日、中6週で迎えた30戦目は、マルチロマン特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ナカハマスキーに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

9月18日、中6週で迎えた31戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。