シベリアンホーク（2000年生、母Misty Silver）

シベリアンホーク（2000年3月12日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、種牡馬。馬名の意味は「シベリアの鷹」。毛色は鹿毛。種牡馬のスピニングワールド（当時7歳）と交配したMisty Silverが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地15戦4勝2着2回、地方1戦0勝。2003年の京成杯オータムハンデキャップ(ハンデG3)で2着に入った他、2003年のキャピタルステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

11月9日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は488kg。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヒシフェアレディに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2003年）

3月2日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のきんせんか賞（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のメタルスターに1馬身半の差をつけて制した。

3月16日、中1週で迎えた3戦目は、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

6月15日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳1000万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のハッピートゥモローに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月5日、中2週で迎えた5戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のTUF杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

9月14日、中9週で迎えた6戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の京成杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、ブレイクタイムにクビ差交わされて2着となった。

10月25日、中5週で迎えた7戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、G3の富士ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

11月30日、中4週で迎えた8戦目は、キャピタルステークス（東京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のエイシンツルギザンをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

4歳（2004年）

1月5日、中4週で迎えた9戦目は、ハンデG3の京都金杯（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

2月1日、中3週で迎えた10戦目は、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

4月4日、中8週で迎えた11戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り雨/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。

5月5日、中3週で迎えた12戦目は、G3の群馬記念（高崎ダート1500m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5歳（2005年）

6月26日、約14か月の休み明けで迎えた13戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、福島テレビオープン（福島芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、リードを2馬身以上キープして、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、スプリングシオンに半馬身交わされて2着となった。

7歳（2007年）

1月27日、約19か月半の休み明けで迎えた14戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて15着に終わった。

4月8日、中9週で迎えた15戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた16戦目は、谷川岳ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて16着に終わった。