ピュアブレンド（2017年生、母ウルトラブレンド）

ピュアブレンド（2017年2月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「穢れのない+母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時10歳）と交配したウルトラブレンドが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,500万円（3万×500口）で一口馬主が募集された。

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

3月29日、デビュー戦は木幡育也騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るジュールサイクルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月29日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で木幡育也騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

11月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡育也騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4歳（2021年）

1月24日、中9週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた4戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のジュールサイクルに3馬身の差をつけて制した。

4月24日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの白馬岳特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が悪くなり15着に敗れた。

6月26日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのポプラ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

5歳（2022年）

3月12日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの鎌ケ谷特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

5月15日、中8週で迎えた8戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスのテレ玉杯（東京芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスのホンコンジョッキークラブトロフィー（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るモンテディオを凄まじい末脚でクビ差だけ差し切って久々に美酒を浴びた。

7月31日、中7週で迎えた10戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの佐渡ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

10月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの甲斐路ステークス（東京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

11月27日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上3勝クラスのウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

6歳（2023年）

3月5日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上3勝クラスの湾岸ステークス（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では決め手が足りず17着に終わった。

2023年3月8日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。