シルクスプレンダー（1993年生、母ハナノアイドル）

シルクスプレンダー（1993年5月22日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時6歳）と交配したハナノアイドルが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）米田牧場。戦績は、中央平地19戦3勝2着1回。1995年のクローバー賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大沢真厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

8月5日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて3着に敗れた。

8月13日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘争本能で渋太く持ち堪えて先頭を奪い、最後は2着のホークブライドに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月20日、連闘で迎えた3戦目は、2歳オープンのクローバー賞（函館芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ伸び切れず3着に敗れた。

9月24日、中4週で迎えた4戦目は、2歳G3の函館3歳ステークス（函館芝1200m 雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3歳（1996年）

5月3日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた5戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のひめさゆり賞（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず3着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下のマカオ・ジョッキークラブ・トロフィー（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

6月15日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、4歳500万下の胡蝶蘭賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は増井裕騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

7月7日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のコウエイパワーを半馬身振り切って制した。

8月3日、中3週で迎えた9戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の五稜郭特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の北海ハンデキャップ（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ニュースターシチーに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

9月8日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の津軽海峡特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊地昇吾騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の駒ケ岳特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊地昇吾騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のアドマイヤラピスを半馬身振り切って3勝目を手にした。

10月20日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で菊地昇吾騎手（4戦1勝）。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

11月16日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の比叡ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で菊地昇吾騎手（5戦1勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて11着に終わった。

4歳（1997年）

7月20日、約8か月の休み明けで迎えた15戦目は、4歳以上900万下の洞爺湖特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

8月2日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の日高特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（6戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた17戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の層雲峡特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のポプラステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた19戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の大倉山特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。