ポールトゥウィン（2017年生、母ポールポジションⅡ）

ポールトゥウィン（2017年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ポールポジションでスタートし、優勝すること」。毛色は鹿毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時10歳）と交配したポールポジションⅡが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は三嶋牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

西浦勝一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

7月21日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝2000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は470kg。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

8月17日、中3週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

11月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

12月15日、中4週で迎えた4戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

3歳（2020年）

1月13日、中3週で迎えた5戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

4月18日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、3着に入った。

5月10日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったマリノソフィアに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月30日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のパワーオーソリティに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月28日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの城崎特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

10月25日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月14日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラスの三春駒特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。最後は脚色が悪くなり最後はユースフルラヴと並んで14着同着となった。

4歳（2021年）

2月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた13戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの鳥栖特別（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた14戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り雨/重）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝2400m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

5月8日、中2週で迎えた16戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝2200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったウシュバテソーロにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

7月11日、中8週で迎えた17戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝2000m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた18戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの奥尻特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のセイウンゴールドに1馬身半の差をつけて2勝目を収める

10月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの三田特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

10月16日、連闘で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの北國新聞杯（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では稟性の闘争本能でゴールまでタレずに走り切り、4着を確保した。

12月28日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのフォーチュンカップ（阪神芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

5歳（2022年）

1月15日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた22戦目は、4歳以上2勝クラスの渥美特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

4月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの明石特別（阪神芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は幸英明騎手（5戦1勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

6月11日、中9週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの北海ハンデキャップ（函館芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、4着に入った。

6月26日、中1週で迎えた25戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの松前特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

7月24日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上2勝クラスのHTB賞（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

6歳（2023年）

2月4日、約6か月半の休み明けで迎えた27戦目は、4歳以上2勝クラスの別府特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（6戦1勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

3月26日、中6週で迎えた28戦目は、小牧加矢太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 雨/不良）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったショウナンアストラから約14馬身差の2着となった。

4月22日、中3週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧加矢太騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のプンタアレナスに5馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

7月22日、約3か月の休み明けで迎えた30戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3330m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧加矢太騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。