キブロワイト（1999年生、母オーディシャス）

キブロワイト（1999年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時7歳）と交配したオーディシャスが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、地方30戦14勝2着6回。主な勝ち鞍は2003年のマルチヒーロー特別(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、日高大洋牧場から「プレミア2歳トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

野口孝厩舎（浦和）へ入厩。

3歳（2002年）

2月8日、デビュー戦は莅戸高次騎手を鞍上に据えて、3歳（浦和ダート1300m 晴/稍重）に出走。馬体重は462kg。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタケノサリヤーに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月6日、中3週で迎えた2戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1390m 曇/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のシャコーヤングを半馬身振り切って2勝目をゲットした。

4月4日、中3週で迎えた3戦目は、3歳戦のツインベスト特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のタハラノエンゼルに1馬身半の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

4歳（2003年）

1月1日、約9か月の休養明けで迎えた4戦目は、一般C2二ア（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のバイタルスパークに3馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

2月12日、中5週で迎えた5戦目は、一般C1五（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユーワシーズに5馬身の差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

3月11日、中3週で迎えた6戦目は、一般C1三（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るボールドシャンハイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて無傷の6連勝を決めた。

4月1日、中2週で迎えた7戦目は、八丁湖特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（5戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタッチミーテンダーを次元の違う末脚で半馬身差し切って無傷の7連勝を決めた。

5月8日、中4週で迎えた8戦目は、一般B3三（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（6戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクラネーションに4馬身の差をつけて無傷の8連勝を決めた。

6月19日、中5週で迎えた9戦目は、マルチフェア特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で石崎隆之騎手（7戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクィーンカツラに7馬身の差をつけて無傷の9連勝を決めた。

7月10日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦の雁坂特別（浦和ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で石崎隆之騎手（8戦8勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったカワギシボーイに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月20日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、マルチヒーロー特別（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のキタサンチャレンジに2馬身半の差をつけて休養明け初戦をモノにした。

12月26日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦の春待月特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（9戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るジョージシャトルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

5歳（2004年）

3月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、加藤和博騎手を鞍上に迎えて、おぼろ月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のテンポウキングに1馬身半の差をつけて勝利数を12に伸ばす

7月13日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、ハンデ戦の文月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（10戦9勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したパッションキャリーにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月9日、中7週で迎えた15戦目は、ハンデ戦の長月特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（11戦9勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のツジジオットをクビ差振り切って優勝

11月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、ハンデ戦の冬日和特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（12戦10勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた17戦目は、冬木立特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（13戦10勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6歳（2005年）

1月11日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の睦月特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（14戦10勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のツインズジョーカーをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

2月17日、中4週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の梅見月特別（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（15戦11勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったツインズジョーカーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7歳（2006年）

4月27日、約14か月半の休み明けで迎えた20戦目は、ハンデ戦の卯月特別（浦和ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（16戦11勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

5月30日、中4週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の薫風特別（浦和ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で石崎隆之騎手（17戦11勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦のトワイライトオープニング賞（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で石崎隆之騎手（18戦11勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

10月12日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、ハンデ戦の神無月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で石崎隆之騎手（19戦11勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

11月24日、中5週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた24戦目は、ハンデ戦の別所沼特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で石崎隆之騎手（20戦11勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったゲームメーカーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月21日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の師走特別（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で石崎隆之騎手（21戦11勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったピサノボスに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

8歳（2007年）

1月18日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の睦月特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で石崎隆之騎手（22戦11勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

2月15日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の如月特別（浦和ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で石崎隆之騎手（23戦11勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

3月19日、中4週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の狭山湖特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で石崎隆之騎手（24戦11勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月26日、中4週で迎えた29戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の卯月特別（浦和ダート1900m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、トロットテイオーに交わされて1馬身半差の2着となった。

9歳（2008年）

4月30日、約12か月半の休養明けで迎えた30戦目は、ハンデ戦のダイヤモンド賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（25戦11勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。