キタサンチャレンジ（1997年生、母プロポーション）

キタサンチャレンジ（1997年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のタマモクロス（当時13歳）と交配したプロポーションが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）カネツ牧場。戦績は、中央平地18戦3勝2着3回、地方14戦0勝2着3回。2003年の小樽特別(一般)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、カネツ牧場から「北海道7月市場サラブレッド当歳」に上場され、主取によって円で落札された。

鹿戸幸治厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

12月12日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

3歳（2000年）

1月23日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上村洋行騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったリードパレードに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3月5日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で上村洋行騎手（4戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

8月13日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた6戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るハセノグローリを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

8月27日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るドリームライフを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

9月10日、中1週で迎えた8戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の北斗賞（札幌ダート1000m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下のSTV賞（札幌芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は芹沢純一騎手（2戦2勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

4歳（2001年）

11月24日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したリュウキュウスターを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

12月15日、連闘で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で芹沢純一騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5歳（2002年）

1月12日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で芹沢純一騎手（6戦2勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた14戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したルピナスレイクを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

2月23日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のインターアプローズを半馬身振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

3月24日、中3週で迎えた16戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた17戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

11月30日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

6歳（2003年）

6月12日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた19戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、小樽特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。3着を確保した。

7月17日、中4週で迎えた20戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のアレキサンドライト特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

7月24日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた21戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、ホマルハウト賞（大井ダート1190m 曇/不良）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

8月7日、中1週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた22戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のオーガスト特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、5着を確保した。

9月3日、中3週で迎えた23戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の赤富士特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、勝ったシュイベモアにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

9月11日、連闘で迎えた24戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のセプテンバー特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。

10月6日、中3週で迎えた25戦目は、フェイスフルサドル特別（船橋ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月13日、連闘で迎えた26戦目は、中津峡特別（浦和ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したライムスターを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

10月31日、中2週で迎えた27戦目は、由比ヶ浜特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた28戦目は、マルチヒーロー特別（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったキブロワイトに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月10日、中2週で迎えた29戦目は、フェイスフルホイップ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

7歳（2004年）

8月27日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた30戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の葉月特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず3着に終わった。

9月24日、中3週で迎えた31戦目は、長月特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

8歳（2005年）

3月18日、約6か月の休み明けで迎えた32戦目は、脇田創騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のブラッドストーン特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。