ビービーファング（2003年生、母ルックアットミー）

B B Fang

2003.05.07

ビービーファング（2003年5月7日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋狼の牙」。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時11歳）と交配したルックアットミーが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は高橋 啓。戦績は、中央平地24戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、高橋啓から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

柴田政人厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

9月24日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は444kg。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

11月13日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

3歳（2006年）

2月11日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

3月4日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は小野次郎騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

4月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

6月24日、中8週で迎えた9戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた10戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は石橋脩騎手（4戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったラッキーショウリにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

9月9日、中1週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（5戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったファイトスターにねじ伏せられて6馬身差の2着に敗北した。

9月24日、中1週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のティンバージャックを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2007年）

7月7日、約9か月半の休養明けで迎えた15戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（5戦0勝）。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

7月29日、中2週で迎えた16戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

9月1日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は石橋脩騎手（6戦0勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のニューグランジをハナ差振り切って2勝目を掴み取った。

9月15日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の松戸特別（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（7戦1勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

10月27日、中5週で迎えた19戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート2100m 雨/不良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

6歳（2009年）

2月15日、約16か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（7戦1勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

3月1日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（8戦1勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

6月6日、約3か月の休み明けで迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の江の島特別（東京芝1800m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（9戦1勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

8月9日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の瀬波温泉特別（新潟ダート1800m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で石橋脩騎手（10戦1勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた24戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の阿賀野川特別（新潟芝2200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず13着に終わった。