ニューグランジ（2002年生、母シアトルデライター）

ニューグランジ（2002年1月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「アイルランドの遺跡、世界遺産。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のGiant's Causeway（当時5歳）と交配したシアトルデライターが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地25戦2勝2着8回。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額2,400万円（60万×40口）で一口馬主が募集された。

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

7月31日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るコクサイトップラヴを異次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月14日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下の赤松賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

12月26日、中5週で迎えた4戦目は、D.ボニヤ騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

3歳（2005年）

1月29日、中4週で迎えた5戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

6月5日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に敗れた。

10月15日、約4か月半の休養明けで迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったホワイトピクシイにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

4歳（2006年）

2月4日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では卓出した伸び脚で驀進したが、勝ったコパノニキータにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

2月18日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたスペースウーマン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月8日、中6週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月30日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったキーステージに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月13日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月3日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したゴーファイトウィンに半馬身届かず2着となった。

10月8日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

11月25日、中6週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（6戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では稲妻のようなを繰り出したが、4着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた17戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

5歳（2007年）

2月10日、中7週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（7戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

7月21日、約5か月半の休養明けで迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（8戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

9月1日、中5週で迎えた20戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたビービーファング決め手に屈してハナ差の2着となった。

11月3日、中8週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったチャイニーズフレアにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

11月17日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったヘイアンルモンドに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月1日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は鈴来直人騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のケイアイシャープに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

6歳（2008年）

2月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の大須特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴来直人騎手（4戦1勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に終わった。