コパノニキータ（2001年生、母ニホンピロローズ）

コパノニキータ（2001年4月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋映画の登場人物」。毛色は栗毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時9歳）と交配したニホンピロローズが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ヤナガワ牧場。戦績は、中央平地22戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

1月17日、デビュー戦はD.バルジュー騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったトーセンジョウオーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

1月31日、中1週で迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

2月28日、中3週で迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線に入ると、前で粘るテンジンノジョオーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月13日、中1週で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

5月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳500万下の牡丹賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦1勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

10月30日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では稲妻のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

11月13日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

12月12日、中3週で迎えた8戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮し、4着に入った。

4歳（2005年）

1月9日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るラヴラヴラビットを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を収める

1月22日、中1週で迎えた10戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

2月5日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

4月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

5月14日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の是政特別（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

8月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉田豊騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

5歳（2006年）

1月7日、約5か月の休養明けで迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したラブリネスオブパリにクビ差届かず2着に惜敗した。

1月22日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（6戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したモリトヴィーナスを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月4日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（7戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のニューグランジに3馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

3月5日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（4戦1勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

6月18日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の横手特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に敗れた。

12月9日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（8戦2勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（9戦2勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず9着に終わった。

6歳（2007年）

2月3日、中5週で迎えた22戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。