エムザックローマン（2006年生、母アートロマン）

エムザックローマン（2006年4月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のニューイングランド（当時9歳）と交配したアートロマンが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は渡邉光典。戦績は、中央平地1戦0勝、地方44戦5勝2着2回。2009年の北日本新聞杯(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田部和則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2008年）

6月3日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月12日、連闘で迎えた2戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のルーキーチャレンジ（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったザンスデヤンスから半馬身差の2着となった。

7月9日、中1週で迎えた4戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったツインダイヤから4馬身差の2着に敗北した。

8月7日、中3週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に沈んだ。

8月20日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

9月17日、中3週で迎えた7戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のエンジンソウルをハナ差制して初白星を挙げた。

10月2日、中1週で迎えた8戦目は、2歳オープンのスタチューオブリバティ賞（旭川ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた9戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのシニスターミニスター賞（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた10戦目は、2歳戦のファスリエフ賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

12月8日、中5週で迎えた11戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

3歳（2009年）

1月9日、中4週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳戦の水仙賞（船橋ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、4着に入り込んだ。

2月8日、中3週で迎えた13戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

3月13日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳戦のなのはな賞（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

3月24日、中1週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた15戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のティーケーアジュデを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

4月20日、中3週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた16戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、3歳A2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビクトリーエールに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5月3日、中1週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞の北日本新聞杯（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフジヤマヒーローに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月5日、中4週で迎えた18戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた19戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、キャッツアイ特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた20戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた21戦目は、アクアマリン特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた22戦目は、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた23戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハウプトローレに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月19日、中3週で迎えた24戦目は、キャッツアイ特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は米倉知騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた25戦目は、3歳地方重賞のサラブレッド大賞典（金沢ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

12月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、シクラメン特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

4歳（2010年）

1月4日、中1週で迎えた27戦目は、初夢特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

2月3日、中3週で迎えた28戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦の一般C1 C2（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1二三（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月3日、中1週で迎えた30戦目は、ひな祭り特別（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で中川雅之騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた31戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

3月23日、連闘で迎えた32戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、桜ほのか賞（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた33戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、こぐま座特別（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた34戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（大井ダート1500m 内回り雨/不良）に出走。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた35戦目は、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた36戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、練馬区特別（大井ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた37戦目は、目黒区特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は町田直希騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

7月4日、中3週で迎えた38戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、輪島に響く御陣乗太鼓特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた39戦目は、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

8月24日、中3週で迎えた40戦目は、おっしょべ祭り特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

8月31日、連闘で迎えた41戦目は、秋の珠洲まるかじり特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で堀場裕充騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた42戦目は、宇出津港あかりフェスティバル特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で堀場裕充騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた43戦目は、恋人の聖地うちなだ特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で堀場裕充騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた44戦目は、白山白峰温泉まつり特別（金沢ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で堀場裕充騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月26日、中1週で迎えた45戦目は、近江町市場特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で堀場裕充騎手（7戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。