キヌガサアジュディ（2002年生、母シンカンノゾミ）

キヌガサアジュディ（2002年4月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時15歳）と交配したシンカンノゾミが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は赤石久夫。戦績は、中央平地3戦0勝、地方22戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2004年の園田プリンセスカップ( 牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、赤石久夫から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

宗綱泰彦厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（2004年）

8月8日、デビュー戦は蔵重浩一郎騎手を鞍上に据えて、2歳（金沢ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は441kg。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゲッチューに約13馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

9月22日、中5週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳戦の園田プリンセスカップ（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蔵重浩一郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のマヤノパワフルをクビ差振り切って2勝目を収める

3歳（2005年）

1月27日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた3戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳T1（園田ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい7着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた4戦目は、3歳戦の園田ユースカップ（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

10月16日、約6か月の休養明けで迎えた8戦目は、安部竜司騎手を鞍上に迎えて、一般B2-1（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい6着に終わった。

10月23日、連闘で迎えた9戦目は、ムーラン・ルージュ島陽子誕生日記念（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安部竜司騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したグレイスフルを捕まえ切れず、8馬身差の2着に敗北した。

11月6日、中1週で迎えた10戦目は、タテマチグランディールカフェ杯（金沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安部竜司騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた11戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で安部竜司騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマンダリンメガに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月4日、中1週で迎えた12戦目は、桜奈ちゃん1歳誕生日おめでとう杯（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で安部竜司騎手（4戦1勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

4歳（2006年）

1月2日、中3週で迎えた13戦目は、（社）石川県馬主協会長賞（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で安部竜司騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るスタンドアウェイを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、アクアマリン特別（金沢ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で安部竜司騎手（6戦2勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

4月2日、連闘で迎えた15戦目は、アクアマリン特別（金沢ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で安部竜司騎手（7戦2勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のドラゴンシンボルを3/4馬身振り切って制した。

4月25日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、ルビー特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で安部竜司騎手（8戦3勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

5月3日、連闘で迎えた17戦目は、熊木良介騎手を鞍上に迎えて、アクアマリン特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい7着に終わった。

5月28日、中3週で迎えた18戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、キャッツアイ特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カゴヤコスモスに半馬身交わされて2着となった。

6月11日、中1週で迎えた19戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、アクアマリン特別（金沢ダート1900m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カゴヤコスモスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月4日、中2週で迎えた20戦目は、ルビー特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

7月18日、中1週で迎えた21戦目は、ルビー特別（金沢ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、カゴヤコスモスに交わされて1馬身差の2着となった。

8月1日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

8月15日、中1週で迎えた23戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、ルビー特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた24戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

9月12日、中1週で迎えた25戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、ルビー特別（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミツアキトッキューに交わされて1馬身差の2着となった。