トキノヤマトボシ（2006年生、母ビッグテンビー）

トキノヤマトボシ（2006年4月5日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋大和星」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のメジロライアン（当時19歳）と交配したビッグテンビーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村田牧場。戦績は、中央平地21戦3勝2着1回、地方21戦0勝。主な勝ち鞍は2011年の積丹特別(500万下)。

経歴

デビュー前

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

12月21日、デビュー戦は田中克典騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3歳（2009年）

1月5日、中1週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

2月7日、中4週で迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた4戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

3月21日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のリリープレジャーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3月28日、連闘で迎えた6戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のフリージア賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

4月19日、中2週で迎えた7戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはなみずき賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

4歳（2010年）

2月6日、約10か月の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

3月7日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るキングウェールズを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って雨中の激闘を制した。

3月21日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上1000万下の瀬戸特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴原央明騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

6月20日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下の湯川特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

6月27日、連闘で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の臥牛山特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

5歳（2011年）

1月22日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上500万下の唐戸特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は柴原央明騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

2月27日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の呼子特別（小倉芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

4月10日、中5週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴原央明騎手（4戦0勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で柴原央明騎手（5戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴原央明騎手（6戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったスズカスコーピオンにねじ伏せられてアタマ差の2着に甘んじた。

6月18日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の八甲田山特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

8月7日、中6週で迎えた19戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2600m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

9月17日、中5週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の積丹特別（札幌芝2600m 小雨/良）に出走。鞍上は柴原央明騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のオールターゲットを3/4馬身振り切って久々に勝利を挙げた。

10月2日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のライラック賞（札幌芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴原央明騎手（8戦1勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

6歳（2012年）

1月24日、約4か月の休養明けで迎えた22戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、王者の眼差し賞（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

2月1日、連闘で迎えた23戦目は、山崎真騎手を鞍上に迎えて、春告鳥特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

7月28日、約6か月の休み明けで迎えた24戦目は、秋元耕成騎手を鞍上に迎えて、三浦すいか特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

8月6日、連闘で迎えた25戦目は、ハンデ戦の葉月特別（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

8月16日、中0週で迎えた26戦目は、アーバンステージ葉月賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋元耕成騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

8月21日、連闘で迎えた27戦目は、潮騒特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋元耕成騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず11着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた28戦目は、伏姫特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で秋元耕成騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

9月12日、連闘で迎えた29戦目は、菊月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は岡田大騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた30戦目は、カシオペア賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は秋元耕成騎手（5戦0勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

10月12日、連闘で迎えた31戦目は、ハンデ戦のオパール特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず11着に終わった。

10月19日、連闘で迎えた32戦目は、神奈川宿特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で秋元耕成騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた33戦目は、フェイスフルホイップ特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で秋元耕成騎手（8戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

11月8日、連闘で迎えた34戦目は、ノベンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で秋元耕成騎手（9戦0勝）。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず11着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた35戦目は、折笠豊和騎手を鞍上に迎えて、マルチウイン特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた36戦目は、マルチフェイス特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は秋元耕成騎手（10戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

7歳（2013年）

1月3日、中2週で迎えた37戦目は、本田紀忠騎手を鞍上に迎えて、初詣特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

1月9日、連闘で迎えた38戦目は、七草特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は秋元耕成騎手（11戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず13着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた39戦目は、ガーネットスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋元耕成騎手（12戦0勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

2月6日、連闘で迎えた40戦目は、駿麗特別（船橋ダート1500m 小雨/重）に出走。鞍上は山崎真騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

2月12日、連闘で迎えた41戦目は、マルチフレンド特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は折笠豊和騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた42戦目は、ジョイホース浜松開設記念陽春特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は秋元耕成騎手（13戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。