ライラック賞

レース展開

アバウトが集団をリードする形、直後の位置にアントウェルペンが続く

アバウトが逃げる形となり、後続との差を1馬身ほど確保して馬群を引っ張っていく。単独の2番手にアントウェルペンが続く。その直後、メジロジェニファーとイグゼキュティヴが3番手の好位につける。先団後ろのポジションに付けたのはアナバティック、ウインブシドウ、プロヴィデンスら3頭。その1馬身後ろ、トキノヤマトボシ、マヤノゴクウ、シルクエステートらは中団前め。クリノスレンダーとセトノメジャーは中団後方の位置。少し離れて、後方5番手で折り合い重視で運ぶのはミウラリチャードとルナフライト。少し離れた最後尾にラヴィンライフとグレイスフルソングがいる隊列で最初のコーナーを通過。

ライラック賞、アナバティックが持ち前の器用さを活かした手堅い取り口で押し切る

先頭はメジロジェニファーでリードは1馬身。2番手にアナバティック、アバウト、イグゼキュティヴらが続く。そのすぐ後ろ、プロヴィデンスが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、依然として先頭で粘り続けるメジロジェニファー。そのまま押し切るかに見えたが、2番手にいたアナバティックがぐんぐんと終いの脚を伸ばしてメジロジェニファーを差し切ると、最後は半馬身の差をつけてトップでゴールインした。2着のメジロジェニファーからクビ差の3着には、2番手の位置から力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切った1番人気のイグゼキュティヴが入った。そこから2馬身遅れた4着には、中団で直線を迎えたセトノメジャーが入線、さらにハナ差の5着には、絶好位にいたプロヴィデンスが食い込んだ。2番人気のラヴィンライフは後方2番手にいたが末脚弾けず6着に敗れた。