サンマルペンダント（2014年生、母ホクトペンダント）

サンマルペンダント（2014年5月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のトビーズコーナー（当時6歳）と交配したホクトペンダントが22歳のときに産んだ16番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は木戸口牧場。主な勝ち鞍は2020年の岩室温泉特別(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

千田輝彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

1月28日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

5月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

6月25日、中6週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7月9日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹之下智昭騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

7月16日、連闘で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹之下智昭騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

9月2日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹之下智昭騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

10月11日、中5週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた7戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の稔章・絵理子結婚記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のターシャフォンテンに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月8日、中3週で迎えた8戦目は、一般C16 19（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大塚研司騎手（1戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマジカルナンバーに5馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

11月24日、中1週で迎えた9戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、雷鳥特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のカサマツブライトに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月8日、中1週で迎えた10戦目は、新穂高特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は大塚研司騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のリープスプラウトに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月31日、中2週で迎えた11戦目は、年末特別（笠松ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大塚研司騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のカゼニモマケズに2馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

4歳（2018年）

3月4日、中8週で馬体重を前走から21kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は竹之下智昭騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

5月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（6戦0勝）。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

8月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

10月7日、中7週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のカクテルドレスに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月3日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

5歳（2019年）

1月13日、中9週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡田祥嗣騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

4月14日、約3か月の休養明けで迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岡田祥嗣騎手（4戦1勝）。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

4月21日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡田祥嗣騎手（5戦1勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

9月8日、約4か月半の休養明けで迎えた20戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（6戦1勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

10月5日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

6歳（2020年）

2月16日、約4か月半の休養明けで迎えた23戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は岡田祥嗣騎手（8戦1勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（9戦1勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

8月2日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた26戦目は、3歳以上2勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で岡田祥嗣騎手（10戦1勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月29日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上2勝クラスの岩室温泉特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡田祥嗣騎手（11戦1勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアヴォンリーを半馬身振り切って久々に美酒を浴びた。

10月4日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた28戦目は、3歳以上3勝クラスの外房ステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡田祥嗣騎手（12戦2勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、3着に入った。