カクテルドレス（2015年生、母ビックセイラー）

カクテルドレス（2015年5月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「華やかなドレス」。毛色は芦毛。種牡馬のリーチザクラウン（当時9歳）と交配したビックセイラーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は槙本牧場。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上1勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、槇本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、タバタファームによって334.8万円で落札された。

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

6月18日、デビュー戦は荻野極騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は472kg。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪い、息の入らないペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

11月11日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

12月16日、中1週で迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

3歳（2018年）

4月14日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端をきる形となり、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

5月13日、中3週で迎えた8戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、伸びてきたミッキーパパイア決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月24日、中5週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のヘーザに3馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

10月7日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮戦したが、勝ったサンマルペンダントにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

10月28日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

4歳（2019年）

1月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は勢いを失って15着に敗れた。

2月2日、中2週で迎えた14戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

2月23日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の合馬特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた16戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の豊橋特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

4月14日、中3週で迎えた17戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月12日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

11月9日、約6か月の休み明けで迎えた19戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの相馬特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に敗れた。

5歳（2020年）

3月8日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝1200m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた21戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヘルメットを上がり3位タイの末脚で3/4馬身差し切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

7月4日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 雨/重）に出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。13着に敗れた。

9月5日、中8週で迎えた24戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの札幌スポニチ賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

11月1日、中7週で迎えた25戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は垂れてしまい14着に終わった。