ブラックサンダー（1999年生、母フジノエメラルド）

ブラックサンダー（1999年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のライブリーワン（当時14歳）と交配したフジノエメラルドが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は高橋啓。戦績は、中央平地11戦0勝2着1回、地方34戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2003年の一般C1六七。

経歴

デビュー前

松永勇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

10月28日、デビュー戦は大西直宏騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天授の勝負根性でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた3戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい13着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた4戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

3歳（2002年）

1月14日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったジェイケイベストにねじ伏せられて7馬身差の2着となった。

2月3日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

3月17日、中5週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた8戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩みのないペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

6月1日、中4週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では切れる脚を使えず18着に終わった。

6月30日、中3週で迎えた11戦目は、大沢辰也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に終わった。

12月27日、約6か月の休み明けで迎えた12戦目は、吉井竜一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の胡蝶蘭特別（大井ダート1690m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着を確保した。

4歳（2003年）

2月4日、中5週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた13戦目は、一般C2六七八（大井ダート1390m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井竜一騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったローレンシーバードに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月18日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2三（大井ダート1590m 内回り雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉井竜一騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るノーザンヒカリを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月4日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1六七（大井ダート1390m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉井竜一騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1五六（大井ダート1390m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井竜一騎手（4戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

4月22日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（大井ダート1390m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1九十（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1六七（大井ダート1390m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で見沢譲治騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアルタイハーンをハナ差振り切って雨下の混戦を制した。

6月9日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1三（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で見沢譲治騎手（3戦1勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったテツノスペシャルに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

7月6日、中3週で迎えた21戦目は、一般C1三四（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で見沢譲治騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

9月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、港区特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は吉井竜一騎手（5戦1勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

10月9日、連闘で迎えた23戦目は、一般C1三（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は見沢譲治騎手（5戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったケージーテイオーに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

10月24日、中1週で迎えた24戦目は、ふたご座特別（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（6戦1勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

11月3日、中0週で迎えた25戦目は、週刊競馬ブック賞（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は吉井竜一騎手（6戦1勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた26戦目は、深秋特別（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井竜一騎手（7戦1勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

12月31日、中4週で迎えた27戦目は、ファイナルドリーム賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井竜一騎手（8戦1勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

5歳（2004年）

1月7日、連闘で迎えた28戦目は、一般C1五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井竜一騎手（9戦1勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井竜一騎手（10戦1勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

3月15日、中7週で迎えた30戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉井竜一騎手（11戦1勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた31戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、一般C1六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

5月20日、中3週で迎えた32戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は吉井竜一騎手（12戦1勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は堀千亜樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

6月11日、中0週で迎えた34戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は吉井竜一騎手（13戦1勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた35戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉井竜一騎手（14戦1勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

10月16日、約3か月半の休養明けで迎えた36戦目は、ハンデ戦の一般C1九 C2三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井竜一騎手（15戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1八九（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井竜一騎手（16戦1勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた38戦目は、一般C1九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井竜一騎手（17戦1勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

12月6日、中3週で迎えた39戦目は、一般C1八九（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉井竜一騎手（18戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた40戦目は、一般C1-11 12（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉井竜一騎手（19戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

6歳（2005年）

1月19日、中2週で迎えた41戦目は、一般C2五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉井竜一騎手（20戦1勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた42戦目は、一般C2六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉井竜一騎手（21戦1勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、5着に入り込んだ。

3月9日、中4週で迎えた43戦目は、一般C2五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉井竜一騎手（22戦1勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた44戦目は、一般C2五六七（大井ダート1500m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で吉井竜一騎手（23戦1勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた45戦目は、一般C2五六（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で吉井竜一騎手（24戦1勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。