ナイキビガー（1996年生、母ホワイトジュエリー）

ナイキビガー（1996年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のメリーナイス（当時12歳）と交配したホワイトジュエリーが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田中静一。戦績は、地方22戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2000年のサーフサイド賞(一般B2二 B3一ハンデ)。

経歴

デビュー前

長沼正義厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1998年）

8月8日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は486kg。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、若干速いペースで一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

3歳（1999年）

1月4日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立ち、ユッタリとしたペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のジュエルインパクトを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

2月7日、中4週で迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ベルモントグレイスに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月1日、中2週で迎えた4戦目は、3歳戦のユキヤナギ特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったデアヴィクティーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月16日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳戦のアイリス特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のウメノウインドに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月30日、中5週で迎えた6戦目は、3歳戦の紅ばら特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

4歳（2000年）

4月12日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から35kg増やして迎えた7戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

5月9日、中3週で迎えた8戦目は、一般C1四五六（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で的場文男騎手（7戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキンザンムテキオーを豪脚でクビ差だけ差し切って3勝目を奪取した。

5月21日、中1週で迎えた9戦目は、一般B3五（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で的場文男騎手（8戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のダンディアローをクビ差振り切って4勝目を手にした。

6月21日、中3週で迎えた10戦目は、ゲンマ賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で的場文男騎手（9戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて、最後は2着のダンディアローを半馬身振り切って制した。

7月22日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦のペッパーツリー賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で的場文男騎手（10戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

8月25日、中4週で迎えた12戦目は、ハンデ戦のサーフサイド賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で的場文男騎手（11戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立ち、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のリワードコンガを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

10月15日、中6週で迎えた13戦目は、ファンタジーナイト賞（大井ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は13戦連続で的場文男騎手（12戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したリュウライデンを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2001年）

1月31日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、ジャニュアリー賞（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で的場文男騎手（13戦6勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

3月29日、中7週で迎えた15戦目は、佐宗応和騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のブラッドストーン賞（大井ダート1700m 雨/重）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

12月29日、約9か月の休み明けで迎えた16戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、イヤーエンド賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

6歳（2002年）

1月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、睦月賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

2月13日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた18戦目は、的場直之騎手を鞍上に迎えて、アレキサンドライト賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた19戦目は、仲春賞（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（14戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた20戦目は、陽春賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は早田秀治騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

4月12日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、北極星賞（大井ダート1790m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

5月9日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた22戦目は、薫風賞（大井ダート1590m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（15戦6勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。