ジュエルインパクト（1996年生、母ジュエルプリンセス）

ジュエルインパクト（1996年6月10日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時6歳）と交配したジュエルプリンセスが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は片山幹雄。戦績は、地方38戦3勝2着9回。主な勝ち鞍は2000年のプロキオン賞(一般B3二)。

経歴

デビュー前

阪本泰之厩舎（小林）へ入厩。

2歳（1998年）

11月12日、デビュー戦は神澤和弥騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で神澤和弥騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

3歳（1999年）

1月4日、中4週で迎えた3戦目は、藤江昭徳騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったナイキビガーを半馬身捉え切れず2着となった。

1月19日、中1週で迎えた4戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は神澤和弥騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のラッキーベリファをクビ差振り切って初白星を挙げた。

2月8日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦の紅梅特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で神澤和弥騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

5月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で神澤和弥騎手（4戦1勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた7戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で神澤和弥騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

6月6日、中0週で迎えた8戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で神澤和弥騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた9戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で神澤和弥騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた10戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のダイヤノルションに1馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

7月25日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦のあさがお特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで踏ん張ったが、レオギンザに交わされて2馬身差の2着となった。

8月25日、中3週で迎えた12戦目は、3歳戦のはまゆう特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったニッシヘラにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

9月22日、中3週で迎えた13戦目は、アケルナル特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は神澤和弥騎手（8戦1勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ドリームファイターに交わされて4馬身差の2着となった。

10月13日、中2週で迎えた14戦目は、こいぬ座特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で神澤和弥騎手（9戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた15戦目は、ファイナルナイト賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で神澤和弥騎手（10戦1勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

11月30日、中3週で迎えた16戦目は、キャッツアイ特別（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で神澤和弥騎手（11戦1勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた17戦目は、江東区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で神澤和弥騎手（12戦1勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

4歳（2000年）

4月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、デネボラ特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で神澤和弥騎手（13戦1勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

5月11日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた19戦目は、新緑特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で神澤和弥騎手（14戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた20戦目は、たて座特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で神澤和弥騎手（15戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた21戦目は、いるか座特別（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で神澤和弥騎手（16戦1勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた22戦目は、いて座特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたムテキジョオー決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

8月17日、中4週で迎えた23戦目は、一般B3五（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったアズマアニータに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月24日、連闘で迎えた24戦目は、一般B3四（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マルカンスポットに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月12日、中2週で迎えた25戦目は、セプテンバー賞（大井ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（6戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた26戦目は、L.ピンカイJr騎手を鞍上に迎えて、全日本リーディングジョッキー（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた27戦目は、プロキオン賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（7戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のテルブレイバリーを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

5歳（2001年）

1月30日、約3か月半の休み明けで迎えた28戦目は、的場直之騎手を鞍上に迎えて、ガーネット賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったカゼノモンジロウに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月1日、中3週で迎えた29戦目は、一般B2二（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（8戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

3月26日、中3週で迎えた30戦目は、一般B2三（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は的場直之騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に敗れた。

4月13日、中2週で迎えた31戦目は、デネボラ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（9戦2勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

5月20日、中4週で迎えた32戦目は、薫風賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は的場直之騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

6月7日、中2週で迎えた33戦目は、一般B2三（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場直之騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた34戦目は、澤佳宏騎手を鞍上に迎えて、一般B2三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月11日、中1週で迎えた35戦目は、ムーンビーチ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で澤佳宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

8月11日、中3週で迎えた36戦目は、ファンタスティックナイト賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で澤佳宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ヘイセイダイオーに交わされて1馬身差の2着となった。

8月25日、中1週で迎えた37戦目は、野馬追賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で澤佳宏騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた38戦目は、ハッピーナイト賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で澤佳宏騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。