カゼノモンジロウ（1996年生、母ウタマロ）

カゼノモンジロウ（1996年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のウイニングチケット（当時6歳）と交配したウタマロが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、地方42戦14勝2着3回。2001年のサンタアニタトロフィー(ハンデ地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

関口賢三厩舎（新潟）へ入厩。

2歳（1998年）

7月6日、デビュー戦は根岸良昌騎手を鞍上に据えて、3歳（新潟(地)ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月12日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、3歳（新潟(地)ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で根岸良昌騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のメロディーに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月4日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた3戦目は、3歳B1（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で根岸良昌騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた4戦目は、3歳B1（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で根岸良昌騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた5戦目は、3歳B1（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で根岸良昌騎手（4戦1勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月14日、中1週で迎えた6戦目は、3歳B2（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で根岸良昌騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月23日、連闘で迎えた7戦目は、3歳B2（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で根岸良昌騎手（6戦1勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた8戦目は、3歳B2（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で根岸良昌騎手（7戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた9戦目は、3歳B2（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で根岸良昌騎手（8戦1勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

3歳（1999年）

4月4日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、阿部正義騎手を鞍上に迎えて、4歳B1（新潟(地)ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

4月10日、連闘で迎えた11戦目は、4歳B1（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部正義騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦のゴールデンシリーズ第2戦（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部正義騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月31日、中3週で迎えた13戦目は、3歳戦の新潟メイシリーズ第1戦（新潟(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部正義騎手（3戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のシンクロニシティに1馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

6月19日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦の村上特別（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で阿部正義騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦のアルプス特別（新潟(地)ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で阿部正義騎手（5戦1勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月19日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、3歳戦の尾瀬特別（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で阿部正義騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた17戦目は、3歳戦の初秋特別（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で阿部正義騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月18日、連闘で迎えた18戦目は、3歳戦のコスモス特別（三条ダート1650m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で阿部正義騎手（8戦1勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンマウントから半馬身差の2着となった。

10月3日、中1週で迎えた19戦目は、3歳戦の仲秋特別（三条ダート1650m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で阿部正義騎手（9戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月17日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、3歳ハンデ地方重賞の青山記念（三条ダート1700m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で阿部正義騎手（10戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた21戦目は、3歳戦の出湯特別（三条ダート1700m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は12戦連続で阿部正義騎手（11戦1勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月7日、連闘で迎えた22戦目は、3歳戦の紅葉特別（三条ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は13戦連続で阿部正義騎手（12戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったリメンバーコジーンから半馬身差の2着に敗北した。

11月20日、中1週で迎えた23戦目は、3歳戦のカトレア特別（三条ダート1650m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は14戦連続で阿部正義騎手（13戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月18日、中3週で迎えた24戦目は、3歳戦のシャディ・ハクシン特別（三条ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は15戦連続で阿部正義騎手（14戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4歳（2000年）

6月28日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた25戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般D2（旭川ダート1600m 雨/重）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた26戦目は、一般D2（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のリバティクインに半馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

8月8日、中3週で迎えた27戦目は、やまべメロン特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったヤマノプレミアから2馬身差の2着となった。

8月22日、中1週で迎えた28戦目は、中富良野クリーン米特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のロッキーフェザントに4馬身の差をつけて4勝目を獲得した。

9月7日、中1週で迎えた29戦目は、クリスタル特別（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で井上俊彦騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のイケノエメラルドに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月30日、中7週で迎えた30戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、江東区特別（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のフラワースペシャルに2馬身の差をつけて制した。

11月17日、中2週で迎えた31戦目は、一般C1四五六（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るビバエルヴィスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月9日、中2週で迎えた32戦目は、世田谷区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るネバーディフィートを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って怒涛の5連勝を決めた。

12月31日、中2週で迎えた33戦目は、イヤーエンド賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のイガノタラに3馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

5歳（2001年）

1月30日、中3週で迎えた34戦目は、ガーネット賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のジュエルインパクトに4馬身の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

2月17日、中2週で迎えた35戦目は、ダイヤモンドダスト賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のロイヤルサンサンに2馬身の差をつけて貫禄の8連勝を決めた。

3月30日、中5週で迎えた36戦目は、アクアマリン賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて、最後は2着のラブリーダハールを半馬身振り切って驚異の9連勝を決めた。

4月15日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた37戦目は、ハンデ戦のケンタウルス賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で的場文男騎手（7戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケージーラッキーに6馬身の差をつけて10連勝を達成した。

6月5日、中6週で迎えた38戦目は、ハンデ戦の’01ブリリアントカップ（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で的場文男騎手（8戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のリマンドマッハに3馬身の差をつけて連勝数を11に伸ばした。

7月10日、中4週で迎えた39戦目は、ハンデ戦の’01プラネットカップ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で的場文男騎手（9戦9勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた40戦目は、ハンデ地方重賞のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で的場文男騎手（10戦9勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。先手を取り、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

7歳（2003年）

8月24日、約25か月半の休み明けで迎えた41戦目は、神澤和弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’03アデレードシティカップ（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

10月10日、中6週で迎えた42戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの武蔵野オープン（大井ダート1790m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。端を取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。