ネバーディフィート（1997年生、母コウマンジョイナー）

ネバーディフィート（1997年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアーミジャー（当時7歳）と交配したコウマンジョイナーが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）昭和牧場。戦績は、地方30戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2001年のエレガント賞(一般B3二)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、昭和牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

永岡達夫厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1999年）

7月9日、デビュー戦は的場直之騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は507kg。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

3歳（2000年）

1月8日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場直之騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のバトルメイトリーズに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月1日、中2週で迎えた3戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場直之騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

3月1日、中3週で迎えた4戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場直之騎手（3戦1勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた5戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場直之騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。端に立ち、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、キャロットサンダーにアタマ差交わされて2着となった。

4月12日、中2週で迎えた6戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で的場直之騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアンバーラビットに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月18日、中4週で迎えた7戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で的場直之騎手（6戦2勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のすずらん特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で的場直之騎手（7戦2勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦のハマナス特別（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で的場直之騎手（8戦2勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、3着に入った。

10月13日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた10戦目は、一般C1八九十（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で的場直之騎手（9戦2勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は11戦連続で的場直之騎手（10戦2勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のトサノマイガールに2馬身の差をつけて優勝

11月17日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1四五六（大井ダート1500m 内回り雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で的場直之騎手（11戦3勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて難なく抜け出し、最後は2着のピュアエンジェルに3馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

12月9日、中2週で迎えた13戦目は、世田谷区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で的場直之騎手（12戦4勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、カゼノモンジロウにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月28日、中2週で迎えた14戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で的場直之騎手（13戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のミヨノエルフをアタマ差振り切って5勝目を手にした。

4歳（2001年）

2月1日、中4週で迎えた15戦目は、風花特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で的場直之騎手（14戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた16戦目は、エレガント賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で的場直之騎手（15戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のスマトラトラを3/4馬身振り切って6勝目をつかんだ。

3月27日、中5週で迎えた17戦目は、一般B2二（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は17戦連続で的場直之騎手（16戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ザキングに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5歳（2002年）

1月9日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた18戦目は、初富士賞（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で的場直之騎手（17戦6勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の春駒賞（大井ダート1690m 雨/不良）に出走。鞍上は19戦連続で的場直之騎手（18戦6勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦のダイヤモンドダスト賞（大井ダート1690m 曇/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で的場直之騎手（19戦6勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

2月20日、中0週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の花月賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で的場直之騎手（20戦6勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

4月10日、中6週で迎えた22戦目は、一般B2三（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は22戦連続で的場直之騎手（21戦6勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2四（大井ダート1190m 雨/稍重）に出走。鞍上は23戦連続で的場直之騎手（22戦6勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた24戦目は、一般B2四（大井ダート1590m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は24戦連続で的場直之騎手（23戦6勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバテてしまい13着に敗れた。

5月30日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2四（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は25戦連続で的場直之騎手（24戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスキーウィズミーに4馬身の差をつけて7勝目を挙げた。

7月7日、中4週で迎えた26戦目は、七夕賞（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は26戦連続で的場直之騎手（25戦7勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

7月21日、中1週で迎えた27戦目は、ペッパーツリー賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は27戦連続で的場直之騎手（26戦7勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

9月16日、中7週で迎えた28戦目は、観月賞（大井ダート1790m 曇/重）に出走。鞍上は28戦連続で的場直之騎手（27戦7勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた29戦目は、アルゲニブ賞（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は29戦連続で的場直之騎手（28戦7勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた30戦目は、ファンタジーナイト賞（大井ダート1690m 曇/不良）に出走。鞍上は30戦連続で的場直之騎手（29戦7勝）。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。