ダイヤノルション（1996年生、母ミヤマクレージユ）

ダイヤノルション（1996年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のルション（当時15歳）と交配したミヤマクレージユが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道伊達市、生産者は（有）習志野牧場。戦績は、地方41戦3勝2着9回。主な勝ち鞍は2001年のカシオペア賞(一般B2四 B3一ハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、北海道習志野牧場から「北海道6月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、東京都馬主会によって955.5万円で落札された。

中村健二厩舎（大井）へ入厩。

2歳（1998年）

7月7日、デビュー戦は脇本一幸騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は489kg。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

7月25日、中2週で迎えた2戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1000m 曇/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は脇本一幸騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて6着に終わった。

9月12日、中4週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は堀千亜樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアサカゼモアーに半馬身届かず2着となった。

9月29日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は脇本一幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

3歳（1999年）

5月29日、約8か月の休み明けで迎えた6戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で脇本一幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

6月8日、中0週で迎えた7戦目は、4歳（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で脇本一幸騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったトモロウストーンを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

6月23日、中1週で迎えた8戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で脇本一幸騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったレッツゴービバリーを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

7月4日、中1週で迎えた9戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で脇本一幸騎手（6戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したジュエルインパクトを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月20日、中1週で迎えた10戦目は、4歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で脇本一幸騎手（7戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したレッツゴービバリーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

10月29日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、3歳戦のコルチカム特別（大井ダート1700m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で脇本一幸騎手（8戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の野菊特別（大井ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で脇本一幸騎手（9戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた13戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のつわぶき特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったホワイトスコールにねじ伏せられて5馬身差の2着となった。

12月7日、連闘で迎えた14戦目は、一般C1八九（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は脇本一幸騎手（10戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のように急駛したが、抜け出したドゥーワンダーズを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2000年）

1月8日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1四五六（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で脇本一幸騎手（11戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1四五（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で脇本一幸騎手（12戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のザキングに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月3日、中3週で迎えた18戦目は、雛祭特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で脇本一幸騎手（13戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた19戦目は、弥生特別（大井ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で脇本一幸騎手（14戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

7月13日、約3か月半の休養明けで迎えた20戦目は、いて座特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で脇本一幸騎手（15戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では閃光のような末脚を繰り出し、3着に入った。

7月22日、連闘で迎えた21戦目は、一般B3五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で脇本一幸騎手（16戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったタイコウサンライズにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

8月17日、中3週で迎えた22戦目は、一般B3五（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で脇本一幸騎手（17戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

9月13日、中3週で迎えた23戦目は、一般B3五（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で脇本一幸騎手（18戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

12月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、小安和也騎手を鞍上に迎えて、一般B3四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

12月30日、中3週で迎えた25戦目は、一般B3四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は脇本一幸騎手（19戦1勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に終わった。

5歳（2001年）

1月17日、中2週で迎えた26戦目は、迎春特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で脇本一幸騎手（20戦1勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

2月2日、中1週で迎えた27戦目は、節分特別（大井ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で脇本一幸騎手（21戦1勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

2月17日、中1週で迎えた28戦目は、一般B3三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で脇本一幸騎手（22戦1勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のノースパサディナをアタマ差振り切って2勝目をゲットした。

3月25日、中4週で迎えた29戦目は、陽春賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で脇本一幸騎手（23戦2勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

4月17日、中2週で迎えた30戦目は、一般B2三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で脇本一幸騎手（24戦2勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦のカシオペア賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は鷹見浩騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアイファーテイオーに1馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

6月4日、中3週で迎えた32戦目は、ムーンストーン賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は脇本一幸騎手（25戦2勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

7月13日、中5週で迎えた33戦目は、サンセット賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で脇本一幸騎手（26戦2勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

7月23日、中0週で迎えた34戦目は、ホマルハウト賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で脇本一幸騎手（27戦2勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず12着に終わった。

10月29日、約3か月半の休み明けで迎えた35戦目は、フェアリーテール賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で脇本一幸騎手（28戦2勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

12月29日、中8週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた36戦目は、イヤーエンド賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で脇本一幸騎手（29戦2勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

6歳（2002年）

1月21日、中2週で迎えた37戦目は、ハンデ戦の春駒賞（大井ダート1690m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で脇本一幸騎手（30戦2勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた38戦目は、アレキサンドライト賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で脇本一幸騎手（31戦2勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた39戦目は、仲春賞（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で脇本一幸騎手（32戦2勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したアタゴルンバを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

4月9日、中4週で迎えた40戦目は、ハンデ戦のアルクツールス賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で脇本一幸騎手（33戦2勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた41戦目は、ハンデ戦のスターロード賞（大井ダート1790m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で脇本一幸騎手（34戦2勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。