ウチュウリョコウ（2000年生、母タイムトラベル）

ウチュウリョコウ（2000年3月4日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のポリッシュパトリオット（当時12歳）と交配したタイムトラベルが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者はホウセイ牧場。戦績は、地方14戦9勝2着4回。2002年のウィナーズチャレンジに勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2002年）

10月22日、デビュー戦は国信満騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のスパークルスターに約16馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

11月21日、中3週で迎えた2戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のジューンパラダイスに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3歳（2003年）

4月30日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のあやめ特別（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、メイウエストに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2004年）

2月10日、約9か月半の休み明けで迎えた4戦目は、一般C2三イ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて先頭に躍り出て、最後は2着のストレートホースに2馬身の差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。

3月24日、中5週で迎えた5戦目は、一般C2二イ（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、ストレートホースに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4月14日、中2週で迎えた6戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のブランドゥブランを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

5歳（2005年）

2月22日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg減らして迎えた7戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般C2四以下（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

3月18日、中2週で迎えた8戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C2七アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、ディープシャドーに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

4月15日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般C2 C3（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のプリンセスナムラに5馬身の差をつけて制した。

4月26日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2四アイ（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のグランドハーベストに5馬身の差をつけて6勝目をマークした。

5月31日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた11戦目は、一般C2一アイ（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のユウコーサマーランを半馬身振り切って7勝目を挙げた。

6月5日、連闘で迎えた12戦目は、ハンデ戦の一般C1八 C2三（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のユキノムテキに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

6月23日、中2週で迎えた13戦目は、アカシア特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、トモノイグザンブルにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月11日、中6週で迎えた14戦目は、わし座特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（6戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のダイワブルーバードに4馬身の差をつけて9勝目を手中に収めた。