スピードビウ（1997年生、母スピードシンゲキ）

スピードビウ（1997年3月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のウイニングチケット（当時7歳）と交配したスピードシンゲキが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は下村武光。戦績は、中央平地16戦1勝、地方10戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

佐藤吉勝厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

1月29日、デビュー戦は大西直宏騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京ダート1200m 雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

6月4日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスピードウェイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月18日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下のひばり特別（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は失速してしまい15着に終わった。

9月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、4歳以上500万下の君津特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（4戦1勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

10月1日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の小野川湖特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大西直宏騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の岩谷特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大西直宏騎手（6戦1勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた10戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

11月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入り込んだ。

12月9日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた12戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は勢いを失って12着に終わった。

4歳（2001年）

1月14日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

1月24日、中0週で迎えた14戦目は、ジャニュアリースター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。13着に敗れた。

5月4日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の霞ケ城特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（7戦1勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

6月3日、中3週で迎えた16戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり18着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた17戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

8月4日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた18戦目は、佐川久芳騎手を鞍上に迎えて、一般B3（高崎ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のシュテルケカイザーに3馬身の差をつけて制した。

8月27日、中2週で迎えた19戦目は、碓氷川特別（足利ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐川久芳騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月22日、中3週で迎えた20戦目は、見附正徳騎手を鞍上に迎えて、一般B3（高崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のルジェランに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月14日、中2週で迎えた21戦目は、オクトーバー特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は佐川久芳騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月3日、中2週で迎えた22戦目は、黄菊特別（高崎ダート900m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐川久芳騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のヴィーナメロディに3/4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月26日、中2週で迎えた23戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C1八（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

5歳（2002年）

2月6日、中9週で迎えた24戦目は、牝馬限定の一般C2（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったジュウジアイに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月11日、中4週で迎えた25戦目は、一般C2六（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で見沢譲治騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

4月3日、中2週で迎えた26戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C2三ア（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。