コウエイマドンナ（2007年生、母ダンツビューティ）

コウエイマドンナ（2007年3月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋聖母」。毛色は鹿毛。種牡馬のパラダイスクリーク（当時18歳）と交配したダンツビューティが21歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は伊東政清。戦績は、中央平地7戦0勝、地方25戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上C3一。

経歴

デビュー前

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

7月18日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は512kg。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、3着に入った。

11月29日、約4か月半の休み明けで迎えた2戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

3歳（2010年）

1月11日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた4戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

3月7日、中3週で迎えた6戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 雨/不良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

3月28日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって9着に終わった。

6月9日、中9週で迎えた8戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

6月29日、中2週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

7月21日、中2週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた10戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた11戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて5着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

9月15日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上C3（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい5着に終わった。

10月28日、中5週で迎えた14戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

11月9日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北野真弘騎手（6戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で北野真弘騎手（7戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のパパーンを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

4歳（2011年）

1月1日、中5週で迎えた17戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、だ天使のワルツ特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のゴッドダイキに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

1月17日、中1週で迎えた18戦目は、奥物部べふ峡特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（1戦1勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

1月23日、連闘で迎えた19戦目は、道の駅美良布特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で上田将司騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

1月30日、連闘で迎えた20戦目は、土佐海援隊特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上田将司騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るハーバータウンをアタマ差だけ差し切って3勝目をつかんだ。

2月13日、中1週で迎えた21戦目は、しっとの炎特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で上田将司騎手（4戦2勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

2月19日、連闘で迎えた22戦目は、一般C1ロ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で上田将司騎手（5戦2勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

2月25日、連闘で迎えた23戦目は、一般C1-5（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で上田将司騎手（6戦2勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったワキノカイザーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

3月19日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で上田将司騎手（7戦2勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

3月27日、連闘で迎えた25戦目は、瑛汰くん誕生日特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で上田将司騎手（8戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

4月2日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた26戦目は、一般C2-4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で上田将司騎手（9戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったキングルーキーに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

4月16日、中1週で迎えた27戦目は、新緑萌ゆる土佐路特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で上田将司騎手（10戦2勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

4月22日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2ロ（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で上田将司騎手（11戦2勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた29戦目は、一般C2-3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で上田将司騎手（12戦2勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい5着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた30戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は14戦連続で上田将司騎手（13戦2勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

6月11日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で上田将司騎手（14戦2勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた32戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で上田将司騎手（15戦2勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。