ゼンノーサンテ（1991年生、母アルペンヒメ）

ゼンノーサンテ（1991年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は鹿毛。種牡馬のミスターヨシゼン（当時7歳）と交配したアルペンヒメが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡穂別町、生産者は以頭和夫。戦績は、中央平地8戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

黒坂洋基厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1993年）

9月26日、デビュー戦は武藤善則騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

10月3日、連闘で迎えた2戦目は、岩戸孝樹騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。6頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端をきり、息の入らないペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで崩れずに走り抜いたが、伸びてきたファインカップ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

10月24日、中2週で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は武藤善則騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のシャインマリヤをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

10月30日、連闘で迎えた4戦目は、アラ系3歳400万下の福島アラブ3歳特別（福島ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

3歳（1994年）

1月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg減らして迎えた5戦目は、アラ系4歳以上400万下（中山ダート1800m 晴/不良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で武藤善則騎手（3戦1勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた6戦目は、玉井智光騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

2月13日、連闘で迎えた7戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/不良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武藤善則騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に終わった。

3月20日、中4週で迎えた8戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。