マイディアボーイ（1988年生、母ダイナビクトリア）

マイディアボーイ（1988年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のミスターシービー（当時8歳）と交配したダイナビクトリアが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地14戦1勝2着2回、中央障害4戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1990年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

高松邦男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

6月10日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は476kg。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

9月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（函館芝1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

9月23日、中2週で迎えた3戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったボードセイリングに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月21日、中3週で迎えた4戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るアイネスガンマを猛烈な末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

11月11日、中2週で迎えた5戦目は、2歳G2の京成杯3歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は小野次郎騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

12月15日、中4週で迎えた6戦目は、3歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

3歳（1991年）

1月6日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下の若竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

9月29日、約9か月の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたトモエトレンディ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

10月19日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の河口湖特別（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（2戦1勝）。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、6着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（3戦1勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の揖斐川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小野次郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は田面木博公騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

4歳（1992年）

1月11日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に終わった。

2月29日、中6週で迎えた15戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた16戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた17戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンライトキングから3馬身差の2着に敗北した。

4月25日、中2週で迎えた18戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で田中剛騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。