コンバットビック（1986年生、母ミスヌアージ）

コンバットビック（1986年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアンバーシヤダイ（当時9歳）と交配したミスヌアージが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は谷藤弘美。戦績は、中央平地20戦4勝2着1回、地方16戦0勝。主な勝ち鞍は1990年の五稜郭特別(900万下)。

経歴

デビュー前

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

3月26日、デビュー戦は菊川正達騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月2日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未出走（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊川正達騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったインジアナシチーに詰め切れず、6馬身差の1着初勝利を挙げた。

4月23日、中2週で迎えた3戦目は、4歳400万下のゆきつばき賞（新潟芝2000m 外回り小雨/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で菊川正達騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサラミスに1馬身1/4の差をつけて優勝

5月7日、中1週で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のNHK杯（東京芝2000m 雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではいいところがなく15着に敗れた。

7月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上900万下の層雲峡特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は菊川正達騎手（3戦2勝）。6頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に終わった。

8月5日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、4歳以上900万下の松前特別（函館芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊川正達騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下の五稜郭特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊川正達騎手（5戦2勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のみなみ北海道ステークス（函館芝2500m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菊川正達騎手（6戦2勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るオートランアラナスを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月15日、中4週で迎えた9戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菊川正達騎手（7戦3勝）。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた10戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのドンカスターステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

4歳（1990年）

1月7日、中8週で迎えた11戦目は、迎春ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は菊川正達騎手（8戦3勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊川正達騎手（9戦3勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた13戦目は、テレビ山梨杯（東京芝2200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊川正達騎手（10戦3勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったスマイルオンユーに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

3月10日、中3週で迎えた14戦目は、ブラッドストーンステークス（中山芝3200m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊川正達騎手（11戦3勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

4月14日、中4週で迎えた15戦目は、ハンデ戦のサンシャインステークス（中山芝2500m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で菊川正達騎手（12戦3勝）。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

5月13日、中3週で迎えた16戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、緑風ステークス（東京芝2400m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

6月9日、中3週で迎えた17戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のTVh賞（札幌芝2000m 小雨/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の道新スポーツ賞（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

8月18日、中7週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の五稜郭特別（函館芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のトウショウファルコに1馬身の差をつけて勝利をモノにする

10月6日、中6週で迎えた20戦目は、オクトーバーステークス（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は菊川正達騎手（13戦3勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

6歳（1992年）

4月21日、約19か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、柳沢好美騎手を鞍上に迎えて、十勝賞（帯広ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月29日、連闘で馬体重を前走から5kg絞って迎えた22戦目は、瑞穂賞（帯広ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柳沢好美騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた23戦目は、一般A（帯広ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柳沢好美騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月21日、連闘で迎えた24戦目は、知床賞（帯広ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柳沢好美騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた25戦目は、大政君次騎手を鞍上に迎えて、旭岳賞（旭川ダート2100m 曇/不良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた26戦目は、旭川えぞまつ特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柳沢好美騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた27戦目は、ステイヤーズカップ（旭川ダート2300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柳沢好美騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた28戦目は、大雪特別（旭川ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は大政君次騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた29戦目は、白雲岳特別（旭川ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は柳沢好美騎手（6戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた30戦目は、義経特別（札幌(地)ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は大政君次騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月3日、連闘で迎えた31戦目は、赤レンガ記念（札幌(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大政君次騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた32戦目は、岩見沢えぞまつ特別（岩見沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大政君次騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月24日、連闘で迎えた33戦目は、桂沢湖特別（岩見沢ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大政君次騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた34戦目は、紅葉山特別（岩見沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大政君次騎手（6戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月15日、連闘で迎えた35戦目は、金杯（岩見沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で大政君次騎手（7戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた36戦目は、ミルクランド特別（岩見沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で大政君次騎手（8戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。