サラミス（1986年生、母サーモピレー）

経歴

デビュー前

渡辺栄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

1月15日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は422kg。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったナムラボレロに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月25日、中2週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1700m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月26日、中3週で迎えた4戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1700m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハードパンチャーに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4月23日、中1週で迎えた6戦目は、4歳400万下のゆきつばき賞（新潟芝2000m 外回り小雨/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったコンバットビックに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5月21日、中3週で迎えた7戦目は、4歳400万下（阪神芝2200m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマッハシチーを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

6月10日、中2週で迎えた8戦目は、4歳400万下（阪神芝2000m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で角田晃一騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

7月8日、中3週で迎えた9戦目は、4歳400万下のすいれん賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で角田晃一騎手（5戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、3着に終わった。

8月12日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で角田晃一騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月20日、連闘で迎えた11戦目は、4歳以上400万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で角田晃一騎手（7戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったロケットパンチに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月16日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下の横津岳特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で角田晃一騎手（8戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（1990年）

5月26日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた13戦目は、5歳以上500万下（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で角田晃一騎手（9戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシンボリザイラーに1馬身半の差をつけて休み明けの一戦を物にした。

6月23日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の御嶽特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で角田晃一騎手（10戦2勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したキュリアシティーを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

7月7日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の木曽川特別（中京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したハリーシーザーを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月5日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の湯川特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（11戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るハギノエーワンを凄まじい末脚でハナ差だけ差し切って単勝一倍台の支持に応えた。