シンボリザイラー（1986年生、母スイートアミアン）

シンボリザイラー（1986年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモガミ（当時10歳）と交配したスイートアミアンが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地19戦3勝2着3回、中央障害9戦2勝2着3回、地方12戦3勝2着3回。1993年の東京障害特別（春）(ハンデ重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小林稔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

9月24日、デビュー戦は秋山忠一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 雨/重）に出走。馬体重は496kg。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

3歳（1989年）

9月10日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山忠一騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたロンバードマミー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

9月23日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で秋山忠一騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のニホンピロリーガルに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

10月15日、中2週で迎えた4戦目は、4歳以上400万下の堀川特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山忠一騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

4歳（1990年）

3月25日、約5か月半の休み明けで迎えた5戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で秋山忠一騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったジョーロアリングに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月22日、中3週で迎えた6戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都芝2400m 外回り小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、4着に入った。

5月6日、中1週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は秋山忠一騎手（5戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、3着に終わった。

5月26日、中2週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山忠一騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、勝ったサラミスにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

6月23日、中3週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山忠一騎手（7戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた10戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は一杯になって13着に敗れた。

8月18日、中5週で迎えた11戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝2000m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のフジノシンゲキに2馬身の差をつけて制した。

9月1日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の竜飛崎特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（函館芝2000m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

9月23日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（函館芝2000m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で塩村克己騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るマチカネカゼソヨグを凄まじい末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて3勝目をゲットした。

10月13日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下（京都芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で塩村克己騎手（4戦2勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

6歳（1992年）

7月11日、約21か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の織姫賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

8月9日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の天の川ステークス（新潟芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい6着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた18戦目は、佐藤照雄騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の日本海ステークス（新潟芝2200m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

9月20日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の江戸川特別（中山ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤照雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

11月8日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、成田均騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のラークダラークに約17馬身の大差をつけて断然の支持に応えた。

11月22日、中1週で迎えた21戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で成田均騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7歳（1993年）

1月5日、中5週で迎えた22戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で成田均騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったブロードマインドから1馬身1/4差の2着となった。

1月31日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で成田均騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったユーワオージャから1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月13日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた24戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（春）（東京障害芝3300m 晴/良）に56kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で成田均騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったロンゲットからハナ差の2着となった。

3月20日、中4週で迎えた25戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で成田均騎手（5戦1勝）。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた26戦目は、重賞の中山大障害（春）（中山障害芝4100m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で成田均騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月6日、中7週で迎えた27戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は8戦連続で成田均騎手（7戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のステッピングトップに8馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月4日、中3週で迎えた28戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で成田均騎手（8戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

8歳（1994年）

4月18日、約9か月半の休み明けで迎えた29戦目は、山田保騎手を鞍上に迎えて、八面山賞（中津ダート1760m 雨/重）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったサツキオアシスから4馬身差の2着となった。

5月5日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、耶馬渓賞（中津ダート1760m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田保騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた31戦目は、矢野久美騎手を鞍上に迎えて、耶馬渓賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったサツキオアシスから6馬身差の2着となった。

8月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた32戦目は、大分県馬主会長賞特別（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野久美騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のアイボリーサンダーに3馬身の差をつけて優勝

9月11日、中3週で迎えた33戦目は、耶馬渓賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野久美騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のシルクムーンライトに1馬身半の差をつけて7勝目を奪取した。

9月25日、中1週で迎えた34戦目は、耶馬渓賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野久美騎手（3戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のシルクムーンライトをアタマ差制して8勝目をマークした。

10月16日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた35戦目は、耶馬渓賞（中津ダート1760m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野久美騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったトシノラスターからアタマ差の2着に甘んじた。

10月30日、中1週で迎えた36戦目は、中津王冠（中津ダート2180m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で矢野久美騎手（5戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月11日、中5週で迎えた37戦目は、石川浩文騎手を鞍上に迎えて、耶馬渓賞（中津ダート1760m 雨/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9歳（1995年）

1月22日、中5週で迎えた38戦目は、耶馬渓賞（中津ダート1760m 雨/稍重）に出走。鞍上は山田保騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。

2月5日、中1週で迎えた39戦目は、耶馬渓賞（中津ダート1760m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田保騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた40戦目は、耶馬渓賞（中津ダート1760m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田保騎手（4戦0勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。