ロンゲット（1988年生、母マサノセイコウ）

ロンゲット（1988年4月16日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のロングエース（当時19歳）と交配したマサノセイコウが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）明和牧場。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、中央障害19戦3勝2着4回。1993年の東京障害特別（春）(ハンデ重賞)に勝利した他、1994年の東京障害特別（秋）(ハンデ重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

矢野幸夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

5月18日、デビュー戦は安田富男騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

6月23日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

7月6日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田富男騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入った。

10月13日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 雨/不良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入り込んだ。

10月26日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったイヴニンググロウに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

11月23日、中1週で迎えた8戦目は、蛯名信広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では全く伸びず15着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中京芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名信広騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず14着に終わった。

4歳（1992年）

8月1日、約7か月半の休み明けで迎えた10戦目は、渡部秀一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内曇/良）に出走。5頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったファーストピークから約15馬身差の2着となった。

8月22日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡部秀一騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月5日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で渡部秀一騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月25日、中6週で迎えた13戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のトウコーストロングに約16馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月13日、中3週で迎えた15戦目は、障害4歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で田中剛騎手（2戦1勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のハーバーグレイスに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5歳（1993年）

1月17日、中4週で迎えた16戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で田中剛騎手（3戦2勝）。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネルガイストから3/4馬身差の2着となった。

2月13日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（春）（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で田中剛騎手（4戦2勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のシンボリザイラーをハナ差制して重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。

7月31日、約5か月半の休養明けで迎えた18戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2800m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田中剛騎手（5戦3勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

8月28日、中3週で迎えた19戦目は、新潟障害ステークス（新潟障害芝2800m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で田中剛騎手（6戦3勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったサクラスズカオーから1馬身差の2着となった。

9月25日、中3週で迎えた20戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は8戦連続で田中剛騎手（7戦3勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジノルパンからクビ差の2着に惜敗した。

10月23日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（秋）（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中剛騎手（8戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月25日、中8週で迎えた22戦目は、重賞の中山大障害（秋）（中山障害芝4100m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で田中剛騎手（9戦3勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

6歳（1994年）

1月16日、中2週で迎えた23戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は11戦連続で田中剛騎手（10戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月18日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（春）（東京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で田中剛騎手（11戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた25戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月9日、中3週で迎えた26戦目は、重賞の中山大障害（春）（中山障害芝4100m 晴/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（12戦3勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月24日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた27戦目は、臼井武騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 雨）に出走。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（秋）（東京障害芝3300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で臼井武騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。