ロングスコウピオ（1992年生、母ノーザンポイント）

ロングスコウピオ（1992年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のオウインスパイアリング（当時6歳）と交配したノーザンポイントが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白井牧場。戦績は、中央平地31戦3勝2着3回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は1996年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

中野隆良厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

12月4日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

3歳（1995年）

1月7日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、マッケンミリオンに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月18日、中5週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

3月18日、中3週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

4月15日、中3週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（5戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

5月20日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、田口大二郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のエーピーギンをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

10月14日、約5か月の休養明けで迎えた9戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月11日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でA.ムンロ騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田口大二郎騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田口大二郎騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアサクサガゼボーを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

4歳（1996年）

4月20日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、5歳以上900万下の八ヶ岳特別（東京芝1800m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で田口大二郎騎手（3戦2勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったサンデーブランチに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5月11日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の金峰山特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田口大二郎騎手（4戦2勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の相模特別（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で田口大二郎騎手（5戦2勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

6月16日、中2週で迎えた16戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマルゼンシーズに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

7月6日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイビートゥモローに7馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

7月28日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下の層雲峡特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた19戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の北海ハンデキャップ（函館芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の長万部特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

10月13日、中4週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田口大二郎騎手（6戦2勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

5歳（1997年）

4月6日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた22戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1800m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

5月18日、中5週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

6月8日、中2週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は田口大二郎騎手（7戦2勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

7月13日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の七重浜特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

8月17日、中4週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のオホーツクハンデキャップ（札幌ダート1000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田未崎騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上900万下の苫小牧特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

9月13日、連闘で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のアカシヤステークス（札幌ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で柴田未崎騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

9月28日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の茨城新聞杯（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で柴田未崎騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。

11月29日、中8週で迎えた30戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は田口大二郎騎手（8戦2勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた31戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

6歳（1998年）

2月1日、中6週で迎えた32戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2780m 晴）に出走。鞍上は田口大二郎騎手（9戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた33戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2780m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で田口大二郎騎手（10戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。8着に敗れた。