マルターズベーブ（2002年生、母Seeking Triones）

マルターズベーブ（2002年4月18日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋子供」。毛色は栗毛。種牡馬のカリズマティック（当時6歳）と交配したSeeking Trionesが8歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地12戦0勝、地方16戦4勝。主な勝ち鞍は2005年の一般C3。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

12月25日、デビュー戦は畑端省吾騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

3歳（2005年）

1月5日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で畑端省吾騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

1月23日、中2週で迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

5月8日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

7月30日、中9週で迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

8月28日、中3週で迎えた7戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

9月24日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

10月31日、中4週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた9戦目は、須田英之騎手を鞍上に迎えて、一般C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るダーマを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月13日、中1週で迎えた10戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のチュウオーマルスに3馬身の差をつけて制した。

11月28日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビックプレゼントに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

12月12日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキーネを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って破竹の4連勝を決めた。

12月24日、中1週で迎えた13戦目は、磐井川特別（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4歳（2006年）

4月30日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の三条特別（新潟ダート1800m 小雨/良）に出走。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

7月16日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では伸びを欠き18着に終わった。

5歳（2007年）

2月3日、約6か月半の休養明けで迎えた17戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

4月10日、中8週で迎えた18戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、エイプリルスター賞（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

8月15日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた19戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、JA岩手ふるさとひとめぼれ杯（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた20戦目は、一般B3（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（4戦3勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた21戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般C1一（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた22戦目は、一般B3三（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた23戦目は、一般B3三（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

11月10日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた24戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般B3三（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた25戦目は、一般B3五（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた26戦目は、一般B3五（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた27戦目は、一般B3五（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

6歳（2008年）

1月5日、連闘で迎えた28戦目は、一般B3四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。